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ムーア監督が斬る!『沈まぬ太陽』も驚く米パイロットの低賃金

2009年10月31日 MovieWalker
『キャピタリズム マネーは踊る』で、アメリカの資本主義の弱点に斬りこんだ、ドキュメンタリー映画界の革命児マイケル・ムーア

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『キャピタリズム マネーは踊る』で、アメリカの資本主義の弱点に斬りこんだ、ドキュメンタリー映画界の革命児マイケル・ムーア

[c]2009 Paramount Vantage, a division of Paramount Pictures Corporation and Overture Films, LLC

日本航空の再建問題に揺れ、『沈まぬ太陽』(公開中)が大ヒットしている今、ドキュメンタリー映画『キャピタリズム マネーは踊る』(12月5日公開)内で描かれる米国航空会社の悲惨な現状にびっくり。この件で突撃取材をしたのは、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(02)などのドキュメンタリー映画界の寵児、マイケル・ムーア監督だ。

『ボウリング・フォー・コロンバイン』では銃社会を、『華氏911』(04)ではアメリカ同時多発テロを巡るブッシュ政権の対応を、『シッコ』(07)では医療問題を果敢に斬ってきたマイケル・ムーア監督。本作ではアメリカの資本主義(キャピタリズム)の弱点をいろんな角度から斬って斬って斬りまくる。その中のひとつのトピックとして取り上げられているのが、米国航空会社の内情だ。

劇中では、年収200万円(!)くらいで働くパイロットの悲惨な労働環境を取材。たとえば「年収は、タコス屋(実際に例として挙げられたのは米国タコスチェーンのタコベル)よりも安い」というコメントには思わず耳を疑う。

映画には、2009年1月15日にUSエアウェイズ1549機をハドソン川に不時着水させ、155人の搭乗客の命を救った民間航空のパイロット、チェズレイ・サレンバーガー氏も登場。あの後サレンバーガー氏は、劇的なヒーローとしてあちこちのメディアに登場したが、彼自身も今のパイロットが置かれている現状を訴えていて、なんだか胸が痛くなる……。

『沈まぬ太陽』と『キャピタリズム マネーは踊る』をセットで観ると、航空会社の大変な実情がリアルに見えてくる。いずれも映画としては見応えたっぷりの秀作なので、ダブルでおすすめしたい。【Movie Walker/山崎伸子】

キャピタリズム マネーは踊る

「キャピタリズム マネーは踊る」

作品を発表するごとに世界中から大きな注目を集めるドキュメンタリー作家、マイケル・ムーア監督作。世界同時不況、資本主義の問題にムーアが鋭く切り込んでいく。

詳細&上映スケジュールはこちら

『キャピタリズム マネーは踊る』で、アメリカの資本主義の弱点に斬りこんだ、ドキュメンタリー映画界の革命児マイケル・ムーア
「撮影をやめろ!」と妨害されるマイケル・ムーア監督
アグレッシブな取材姿勢には脱帽!

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