遠い東の国の映画に思いをはせて 〜ファー・イースト映画祭9日目(最終日)レポート
5月1日、イタリア・ウーディネで9日間にわたり開催された第12回ファー・イースト映画祭が閉幕した。
ウイークデーに入り、ここ数日は少し観客の数も減少気味だったものの、最終日は再びたくさんの人で会場は埋め尽くされた。後半の日本作品は8日目に三浦大輔監督『ボーイズ・オン・ザ・ラン』、そして最終日にはみうらじゅん原作の自伝的青春ドラマで田口トモロヲ監督『色即ぜねれいしょん』が上映された。
受賞作品についてはひと足先にお知らせしているが、今日は第12回ファー・イースト映画祭を振り返ってみよう。今年もたくさんの人々が会場を訪れたが、全体的に去年と比べると動員数は少なかったかもしれない。開催直後の週末の夜などの劇場は満席だった。一方、朝や昼の上映、平日は会場の3/4から半分ほどで空席が目立った。しかし昨年と比べると、前売券と特別鑑賞券付きパスの販売数は多かったという。
客層は老若男女ほとんどすべての世代にわたっており、週末は若者の数がやや勝った。たくさんの外国人やアジア系の人々も会場に足を運んでいた。
招待作品に関しては、今年は特に中国や広東映画が多かったようだ。そんな中、韓国やベトナム、フィリピン、インドネシアなどアジアの他の国々からの作品が少なかったのは残念だ。
現地レポート担当として、個人的には今年は特に中国や香港のアクションコメディー、日本のクオリティの高い作品群(『ゴールデンスランバー』『誘拐ラプソディ』など)、歴史的な惨事を扱ったドラマ、そして観客賞を受賞した『Castaway On The Moon(キム氏漂流記)』(韓国)が印象に残った。
観客賞に関しても妥当な結果だっただろう。残念なことに賞は3つ(実際はブラックドラゴンを含め計6つ)しかないことだ。今回受賞した3作品以外にも、観客賞を受賞するにふさわしい素晴らしい作品があったことを付け加えたい。
世界的な経済危機の中で、このような催しの運営は厳しさを増すばかりだが、この映画祭の開催は我々を満足させてくれた。映画三昧の日々が終わり、しばらくは寂しさを感じそうだ。また来年、ファー・イースト(遠い東の国)の作品が我々の目を楽しませてくれる日を楽しみに待つことにしよう!チャオ!【現地取材:Marco Sottile / 翻訳・編集:真野香理】
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