テレビでも紹介された実話を堺雅人×中谷美紀で映画化!『ひまわりと子犬の7日間』2013年公開
必死に子犬を守ろうとする母犬と、生き抜いてほしいと願い続けた管理所職員とその家族が生んだ奇跡の実話を基に描く『ひまわりと子犬の7日間』が、堺雅人、中谷美紀出演で2013年春に公開されることがわかった。
2007年2月、宮崎県で住民の通報により1頭の母犬と3匹の子犬が県中央動物保護管理所に捕獲された。管理所に収容された犬たちには「命の期限日」が付けられ、飼い主が見つからないと7日後に殺処分される。管理所から生きて出られる確率はわずか10%。親子で保護された場合、ほとんどの母犬が緊迫した状況に驚き、子犬の面倒を見なくなるなか、この母犬は違っていた。子犬を守ろうと必死で人間を威嚇し続けたのだった。長年、犬を捕獲し続けている職員も、この母犬の姿に驚くと同時に、子への愛情に心を打たれ、職員は自分の担当月のぎりぎりの日まで期限を延期しようと決める。
今回、この実話を映画化するのは、『武士の一分』(06)、『母べえ』(07)、『おとうと』(10)でそれぞれ日本アカデミー賞脚本賞受賞した平松恵美子。管理所職員の神埼彰司を堺雅人が、獣医の五十嵐美久を中谷美紀が演じる。宮崎県出身の堺は、今回「宮崎が舞台の作品ということで、一も二もなく飛びついた」と言い、「18で上京しましたが、故郷の人間を演じるのは初めてのこと。幼い頃からなじんだアクセントで芝居をすることは、長年の夢でした。中年にさしかかった今、こうしたお仕事をいただいたことは、俳優としても何か意味があるような気がしています」と喜びを語る。2010年に宮崎県で発生した口蹄疫や、今年3月の東日本大震災を受け、堺は「この仕事は僕にとって、“命と向き合う”作業になるのではないか」と感慨深い様子だ。
中谷は自身の役柄の「動物を飼うことの幸福な面だけではなく、その影に隠れた哀しい現実に目を向けたうえで、それでも動物と触れ合うことの喜びを伝える作品であること」に共感したといい、「動物と子供と向き合うことになるので、虚飾のない素直な心で演じたい」と意気込みを語った。女性監督とのタッグは初となる中谷は、「女性の視点からどのように登場人物を動かしていくのか、とても興味深いですし、平松監督は生物学にも精通していらっしゃるので、犬について多くを教えていただけることを期待しています」と心待ちにしている。久しぶりの共演だという堺と中谷。堺は中谷との共演について、「何だか生まれ育った土地にお迎えするような照れくささも感じますが、彼女の精魂込めた、力強い演技を間近で見られることを楽しみにしています」と期待を寄せた。
本作の撮影は11月から12月にかけて行われ、宮崎では真っ青な空と紺碧の海に縁取られた美しい海岸線、手つかずの緑豊かな山々など心安らぐ日本の原風景の素晴らしいロケーションでひまわりが放浪するシーンを撮影するという。【Movie Walker】
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