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『善き人』で感情を抑えた静かな男を演じるヴィゴ・モーテンセンに注目

ナチス党員として生きる自分と、モラルとの狭間で葛藤する主人公を演じるヴィゴ・モーテンセン

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ナチス党員として生きる自分と、モラルとの狭間で葛藤する主人公を演じるヴィゴ・モーテンセン

[C]2007 Good Films Ltd.

英国の劇作家C・P・テイラーの代表作である舞台劇「GOOD」を、ヴィゴ・モーテンセン主演で映画化した『善き人』(2012年1月1日公開)。本作は、1930年代、ナチス政権下のドイツを舞台に、抑圧された時代に生きる一人の大学教授の苦悩と葛藤、そして信念を描いた人間ドラマ。ナチス党員として生きる自分と、モラルとの狭間で葛藤する姿をヴィゴ・モーテンセンが熱演している。

ヴィゴ・モーテンセンと言えば、『ロード・オブ・ザ・リング』(02)で荒々しく無骨で、幾多の危機を剣術で切り開くリーダー的存在のアラゴルンを熱演。また、第80回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『イースタン・プロミス』(08)では、非情で謎めいたロシアンマフィアで演技派としてのイメージを強めた。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(06)や『G.I.ジェーン』(97)で暴力的な演技を披露しているが、本作では感情を抑えた静かな大学教授を好演している。妻に対しても、母に対しても、ユダヤ人の友人に対しても、世の中に対しても、善き人であろうとするがゆえに時代に流されてナチス政権に協力していくヴィゴの演技は必見だ。穏やかなヴィゴの善き男ぶりを是非スクリーンで堪能いただきたい。

ヴィゴ・モーテンセンのほか、『ハリー・ポッター』シリーズのルシウス・マルフォイ役でおなじみのジェイソン・アイザックスや、『ヴィーナス』(07)のヒロイン役のジョディ・ウィッテカー、『ロビン・フッド』(10)と『シャーロック・ホームズ』(10)の悪役ぶりが記憶に新しいマーク・ストロングらが出演している。【Movie Walker】

ナチス党員として生きる自分と、モラルとの狭間で葛藤する主人公を演じるヴィゴ・モーテンセン
【写真】『イースタン・プロミス』(08)では非情で謎めいたロシアンマフィアを演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネーションされた
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や『G.I.ジェーン』では暴力的な演技を見せているヴィゴ
『善き人』は2012年1月1日(日)より公開
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