生活
逆転の発想!研げない包丁に美濃焼の絵付けをした「美濃刃」が話題
東京ウォーカー(全国版) 2010年10月12日 15時31分 配信
刃に美濃焼の色鮮やかな絵付けを施し、柄部分に関刃物、ケースに飛騨春慶を採用するなど、岐阜の伝統工芸の技と現代的なデザインを融合させたユニークな包丁が登場し、話題となっている。TYKの「美濃刃(MINOVA)」(1万2800円~)だ。
同商品は、白単色のセラミックス包丁に美濃焼が培った“転写絵付け”の技術を施し、800℃という高温で焼き付けた、陶磁器のような絵柄と質感が鮮やかな美濃焼の刃物。絵のデザインに新感覚の和柄を、柄の形状には絵筆が走る様をイメージし、全体的に“現代的な和”を意識したものになっているのが特長だ。
以前から市販のセラミックス包丁の刃を見ていて「白いだけでは面白くない」と感じていた地元デザイナーの川合辰弥さんが、セラミックスの性質上、家庭用の包丁砥石では研げないことに着目。「研げないのであれば、絵柄が付いていてもいいのでは?」と同社に提案したのが商品化のきっかけとなった。
「この冒険的なアイデアを商品化するに至るまでは、いろんな試行錯誤と粘りが必要でした。まず、『セラミックスに絵柄が焼き付けられるのか?』そこの技術的な壁をクリアするのに膨大な時間がかかりました」(デザイナーの川合さん)。
“美濃焼の文化や魅力を新たな形で伝えたい”という思いから企画提案したものの、写真を印刷するだけでは安っぽい。それをどうグレードアップするか考えていた中、地元が産地の美濃焼に注目。絵付けのほか、刃付けや柄製作には“刃物の町”で知られる関市のノウハウを、別売りケースには、高山市の漆工芸・飛騨春慶を採用し、岐阜の伝統工芸を集結した結果、新たな形で発信する商品へ昇華させることができたという。
“料理をもっと楽しく、キッチンをミュージアムに変えてしまおう”、そんな発想を具体化した「美濃刃」は、ウェブサイト(http://www.minova-cera.com/)のほか、多治見市PRセンターなどで販売中。パーティーのような特別なシチュエーションだけでなく、ギフトや結婚式の引き出物などにもピッタリなので、ぜひチェックしてみては?【東京ウォーカー】
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