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『3月のライオン』二海堂役はなぜ染谷将太に?キャスティング理由を直撃

MovieWalker 2017年2月13日 7時00分 配信

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羽海野チカの同名漫画を二部作で映画化する『3月のライオン』(前編は3月18日公開、後編は4月22日公開)。主人公・桐山零役の神木隆之介をはじめ、キャスティングのハマりぶりも大いに話題となっているが、そんななか最大のサプライズとなったのが、ふくふくムッチリ体型の二海堂晴信役を若手実力派の染谷将太が演じていることだ。撮影現場を訪れ、二海堂に扮した染谷の姿をのぞいてみた。

本作は、17歳のプロ棋士・零が近隣の町に住む3姉妹や数々の対局を通して成長していく姿を描く物語。二海堂は孤独を背負った零の“心の友”、そして“終生のライバル”を自称するキャラクターだ。難病を抱えながらも、汗をかきながら必死に将棋に取り組む姿や、零への接し方も温かく、原作ファンからも愛すべきキャラクターとして人気を誇っている。

撮影現場に入るや、おかっぱ頭の丸々と太った男性の後ろ姿を発見。彼が二海堂だろうとは思ったが、染谷とは納得できずに思わず二度見。特殊メイクを施し、見事に二海堂になっていた。待ち時間には、大友啓史監督から「これ、染谷くんじゃないよね」といじられ、染谷も爆笑。その笑い声は間違いなく、染谷のものだ。対局シーンでは、ムッチリとした腕を組んで熟考している姿がかわいらしくて印象的。また、キラリと光る瞳も忘れがたい。

意外性と驚きに満ちたキャスティングとなったが、大友監督は「最初は、俳優さんに太ってもらわないとダメだと思ったんだよね」と笑う。「でも何度もテストを重ねて、特殊メイクで二海堂の体型を作り上げられるスタッフを見つけることができて。そうなった時に、勝負となるのは目の表情なんです。染谷くんは目が大きいし、これはやってもらったら面白いと思った」と目がポイントとなったそう。

もちろん、若手実力派の筆頭である染谷の俳優力も大友監督の心を捉えた。自らがメガホンをとった『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期』で全身包帯の志々雄真実を演じた藤原竜也を思い返して、こう話す。「志々雄と同じで、特殊メイクをすることで思いっきり芝居をできたりすることもあると思うんです。逆に思いっきりのびのびと芝居をできる。染谷くんが演技を楽しんでいるのが伝わってきたので、こちらも撮っていて楽しかったですね」。

役作りについては、「明日命を失ってしまうかもしれない、二海堂はそういう覚悟と思いを抱えて生きている。だから一瞬一瞬全力で、瞬間燃焼の思いで演じてほしい。結果として他の役から浮き出たとしても、彼の背景を考えると許される役だから、安心して振り切って演じてほしい」と染谷と話したそう。熱く、まっすぐな二海堂がスクリーンに登場するのが、今から楽しみだ。【取材・文/成田おり枝】

3月のライオン 前編

3月18日(土) 公開

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3月のライオン 後編

4月22日(土) 公開

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