内向的な女の子が似合う、日本人好みのオランダ女優に注目!

オランダの新星マリアム・ハッソーニ。控え目で素直な印象は、役柄のイメージ通り
  • オランダの新星マリアム・ハッソーニ。控え目で素直な印象は、役柄のイメージ通り

清楚な雰囲気と、吸い込まれそうな大きくて黒い瞳。“友情もの”のガールズ・ムービー『ドゥーニャとデイジー』(11月7日公開)に主演している、24歳のオランダ女優マリアム・ハッソーニが、この秋日本でも注目を集めそう!

それもそのはず、両親ともにモロッコ移民というイスラム教の家庭に育ち、東洋的な親近感とエキゾチックな魅力を併せ持った、ハリウッドにも日本にもいないタイプの女優だから。映画のPRで来日した彼女に、話を聞いた。

マリアムが演じるのは、自分と同様にモロッコ移民の両親を持つイスラム教徒の女子高生・ドゥーニャだ。「ドゥーニャの家族は伝統を守った厳格なイスラム教徒ですが、私の家は全然違います。だがら、お見合い結婚をさせられたりもしません」と、オランダで暮らすモロッコ出身の家庭が、すべて映画のようではないことを強調する。

とはいえ、ドゥーニャとは共通点も多いと言う。「内向的で他人のことを考え過ぎてしまう性格は、ドゥーニャと似ていますね。ですから、久しぶりにドゥーニャを演じたのですが、戻るのに苦労はしませんでした」。実は本作は、02年から04年にオランダで放映され、高い人気を誇ったテレビドラマの映画化なのだ。

「1つだけ大変だったのは、テレビの時はまだ若くて女優を始めたばかりだったので、“夢見心地の瞳”というドゥーニャの特徴を自然に出せたのですが、その後いくつかの企画をこなし、カメラにも慣れてしまいましたから、あの感じを取り戻すのに少し時間がかかりました」と語るように、あくまでも演じやすい、マリアムにとっては等身大の役柄なのだ。

そんなドゥーニャとは対照的に、親友のデイジーは奔放で、恋に積極的な現代っ子。女性が肌を露出することを控えるモロッコで、堂々とビキニになって日光浴をするようなキャラだ。自分とは正反対のデイジーのような役に、興味はないのだろうか? 「オランダの女優さんは、すぐにヌードになってしまいますが、今の時点の私にはそのつもりはないですね」と、肌の露出が多いことに拒否反応を示す。

けれども彼女は、オランダ語とアラビア語に加え英語も堪能で、しかもデイジーを演じたグラマーな女優の陰で目立たないだけで、実はなかなかのナイスバディに見える。ボンド・ガール役でも射止めたら、世界的ブレイクは必至に思えるが。

「ボンド・ガールより、ジェームズ・ボンドをやりたいわ(笑)。その方が面白そう! でも、私がこれまで選んできた仕事は、そういった派手な演技が必要なタイプではなくて、ちょっとした動きや表情で気持ちを伝える役が多かった。多分それが、自分が得意とし、目指している演技の方法だと思うんです」。

確かにその通り。映画の終盤、瞳の微妙な変化だけで、ドゥーニャの成長を表現してみせる、彼女の演技力は本物だ。ルックスだけでなく演技力も兼ね備えた期待の新星の、日本初お目見えを見逃すな!【取材・文/外山真也】

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