古舘伊知郎、14年ぶりのNHKレギュラーに感じるNHKの変化

古舘伊知郎が家族同士や会社、学校で話したくなる“おなまえ雑学”を展開する
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古舘伊知郎が、4月6日(木)からスタートする「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」(毎週木曜夜7:30-8:15NHK総合)の司会を務める。

同番組は、約10万種類もある“名字”と、流行と歴史が織りなす“下の名前”、さらには“あだ名”まで、幅広い取材や企画で“おなまえ”を取り上げ、日本の面白さを再発見する“おなまえ雑学情報バラエティー”。

NHKのバラエティー番組の司会は、14年ぶりとなる古舘に現在の気持ちを聞いた。

――レギュラー化が決まった感想を教えてください。

2016年に特番として放送された時、「特番らしい特番だな」と思ったんですよ。名字って限界があるじゃないですか。なので、NHKがレギュラー化するとは思わなかった。「続くのかな?」という不安があったんですけれど、名字の方だけではなく、下の名前だったり含めると不思議なことにネタがいっぱいあるみたいで安心しました。

この番組は、司会をしていて楽しいんですよ。「鈴木さん」や「長谷川さん」など、「子」が付く女性の名前だったり、男性だったら「太郎」など、なぜそうなったのか。

普段そこにストーリーを感じないで過ごしているわけじゃないですか。しかし、そこには日本の悠久の歴史や時間軸、その時々の人々の思いが名字や名前に乗り移っているんです。

――久々にNHKのバラエティー番組の司会を務めたお気持ちは?

浦島太郎ですね。僕が、ニュースの方に行っていた間に、NHKがぐっと“バラエティー化”しているんですよ。お笑い芸人の方を多く起用したり、民放的なバラエティーの作り方をしていて驚きました。

また、自分自身の変化としては、報道を12年間続けてきたことでバラエティーのMCとしての力は後退していると思っているんです。言葉の言い回しなども、やや報道的なんですよ。ただ、時事的な要素を加えてトークしていける強さはあるので、そういった部分を出していきたいですね。

――この番組はどういった方に見ていただきたいですか?

ポピュラー過ぎて面白くないと思っている名字の方、まず見ていただきたい。「凡庸な名字だと思っていたけれど、こんな深い歴史や人々の思いが凝縮されて今につながっているんだ」という発見ができます。

また、すごい変わった名字の方は、何でその名字になったのか、当時の時代背景が知ることができるチャンスですので見ていただきたい。

この番組は、老若男女楽しめますよ。例えば飲み屋さんで、鈴木さんの苗字の由来が語れたら面白いじゃないですか。女性が男性にでも、男性が女性にでもいいですが、「鈴木さんの苗字って深いんだよ。素晴らしいんだよ」と、由来を伝えることができたら、鈴木さんめちゃめちゃ喜ぶじゃないですか。

自分の名前についてではなく、相手の名前について語る、これはもうはやり始めてますね(笑)。

――古舘さんも変わった名字ですが、間違った呼び方をされたことがあったら教えてください。

「ふるだて」や「ふるだち」「こだち」「こかん」など、いっぱい言われてきました。小学生の頃、近所の中華店に「“ふるたち”です」と電話した時、「えっ? ふるだぬき!?」とまで言われたことがありますよ。なので、自分の名前があまり好きじゃなかったんです。

ただこういった職業を長くやらせていただいていますと、特徴的な名前なので「古舘伊知郎」としてフルネームで覚えていただけるんですね。定着するまでは長かったですけれど、フルネームで覚えていただるということはうれしいですよ。ですから今は、自分の名前が好きです。

――古舘さんは先に放送するテーマが決まっている場合、下調べなどしたりするのですか?

NHKの全国調査の的確さと、登場してくださる先生方が素晴らしいので、僕はお任せしてしまっています。なので、打ち合わせの時にようやくテーマの名字などについての知識が入ってくるわけですが、収録中は「講釈師、見てきたようなうそをつき」で喋りますから、収録後は、自分が調べてきたんだと勘違いしています(笑)。

――古舘さんが今後調べてみたい名字があったら教えてください。

中間域の名前に興味がありますね。超ポピュラーな名字も珍しい名字も面白いんですが、そんなに珍しくもないし有名でもないところが狙い目かなと思うんです。ランキングでいうと2000位から3000位くらいの間の名字には、どんな歴史的背景とストーリーがあるんでしょうね。

「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」
4月6日(木)スタート
毎週木曜夜7:30-8:15
NHK総合で放送

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