大阪・谷町四丁目「バビルの塔」肉カリーと豆カリーの合いがけ合いめしで旨さ倍々!!

大阪でブーム加熱中のスパイスカレーの名店を紹介するWEB連載「大阪スパイスカレー名店ファイル」第2回は大阪・谷町四丁目の人気店をご紹介します!

今回紹介するのは、大阪一のカレー激戦区「裏谷四」にある“バビルの塔”。現在、谷町四丁目の西側(谷町筋と松屋町筋に挟まれ、中央大通より北側のエリア)は、通称「裏谷四」と呼ばれ、このエリアを歩くと、どこからとなくスパイシーな香りが漂って来る。それもそのはず、このエリアには、話題のスパイスカレー、インドカレー、欧風カレーなど多種多様なカレー店がひしめき合い、今や大阪一のカレー激戦区となっているのだ。そんなカレー激戦区で顔役的存在として知られ、牽引してきたのが、“バビルの塔”の塔主 福田タクシさん。

「裏谷四」の名付け親、実は…

諸説あるが、店名の由来は地元の先輩のレゲーバーが「ロプロス」だったから。先輩を超えたいと思い命名したそうだ
  • 諸説あるが、店名の由来は地元の先輩のレゲーバーが「ロプロス」だったから。先輩を超えたいと思い命名したそうだ

この一帯を通称「裏谷四」と名付けたのは、福田さん。オープン当初、その頃カフェバーだった、近所の“nidomi”へ、店が終わってからよく食事に行き、オーナーのaroaさんといろんな話をしていたという。そんな中“nidomi”もカリーバーとしてやっていくという話を聞き、『この一帯を「裏谷四」とし、エリア全体をカレーで盛り上げていこう!』となったそうだ。それ以降、aroaさんがSNSで「裏谷四」とハッシュタグ付けして情報を発信しだしたところ、ブロガーや雑誌、テレビなどが取り上げるようになり、広く認知されるように。ここ数年で行列必至の人気カレー店が密集し、今では「裏谷四」といえば“カレーの聖地”として注目されている。

カレー作りは、あくまで趣味だった

誰もがびっくりするよう(バビルような)なカリーで頂点を目指す、塔主の福田タクシさん
  • 誰もがびっくりするよう(バビルような)なカリーで頂点を目指す、塔主の福田タクシさん

さて、その“バビルの塔”の塔主 福田タクシさん。店を持つまでは主夫。カレー好きが高じて自宅で、食べ歩いた店のカレーを繰り返し再現していたそう。ご本人曰く「店を出すつもりもないのに、ただ、ただカレーを作っている“変態” (笑)」だそうだ。ある日、どこで聞き付けたか、近所にあるバーのマダムから「営業をしていない昼間の時間帯を使って、カレーを作ってみないか?」と言われ、お借りすることに。約1年通いカレーを作り続けたそう。この時点でも、あくまでも趣味。店を持とうなんて微塵も考えていなかった。ところが、転機が訪れる。福田家に二人目が誕生することがわかり、今まで何も言わなかった奥様から「そろそろ、働け」と言われたことを機に、一念発起。“バビルの塔”を建てることになる。

メニューは固定せず日替わりで出す理由

ガッツリ肉食派にオススメの肉カリー850円。写真は合挽きキーマに干しエビの旨みが合わさった干しエビキーマ。内容は日替わり
  • ガッツリ肉食派にオススメの肉カリー850円。写真は合挽きキーマに干しエビの旨みが合わさった干しエビキーマ。内容は日替わり

2012年“バビルの塔”の塔主となった福田さん。“自称オルタナティブなカレー屋”と呼ぶように、オープン当初からメニューは「肉カリー」「豆カリー」の2種。それぞれ具材は日替わりとなっていて「豆カリー」には季節野菜、「肉カリー」には牛や豚、マトンなどのほか、干しエビやマグロ、ズワイ蟹といった魚介系が登場する。メニューを固定しないのは“好みは変わっていくから”というのが理由だ。

2種のカレーを同時に味わえる「あいがけ」が“バビルの塔”の代名詞と言われるが、福田さん曰く「カレーが2種類しかないので、あいがけの印象が強いんだと思います。“あいがけ”よりも白米(ササニシキ)とスパイスライス(高級タイ産香り米)の2種を半々で楽しめる“あいめし”を始めたのがウチ。お客さんの要望から生まれたんですけどね(笑)」。また、日替わりにする理由がもうひとつある。それは、前日の残り物を出していると思われたくないからだ。

ひと皿で三度おいしい「あいがけ」

あいがけ900円。本日の肉カレーと豆カレー2種が同時に楽しめる。写真は白米(ササニシキ)とスパイスライス(高級タイ産香り米)のあいめし
  • あいがけ900円。本日の肉カレーと豆カレー2種が同時に楽しめる。写真は白米(ササニシキ)とスパイスライス(高級タイ産香り米)のあいめし

スパイスは、その日の朝にひくのが基本。特に「肉カリー」は主食材によってスパイスの配合が異なるので、行くたびに新たな味に出合えるのが魅力だ。「豆カリー」はどちらかというと少しマイルドな味わい。オススメは、やはり2種のカレーを同時に楽しめる「あいがけ」だ。混ぜ合わせるとさらに個性豊かなひと皿へと変化する。ライスは? 福田さん曰く「カレー好きの方はスパイスライスを好まれますが、オススメは白米」だそう。なぜなら、カレーの味をストレートに味わってもらえるから。

激戦区の中にあって、際立つ個性と絶大な人気を誇る“バビルの塔”。オープン前から行列ができ、早い時には1時間で完売することも。数多くあるスパイスカレー店の中でもぜひ、おさえておきたい一軒だ。

※本連載はムック「KansaiWalker特別編集 関西カレー’17新時代!」(現在発売中)の発売を記念した連載記事です。大阪スパイスカレーの名店・新店を多数紹介した本です。ぜひ興味のある方は書店・コンビニでチェックしてください。

【関西ウォーカー編集部/ライター惣元美由紀】

●「バビルの塔」店舗データ
住所:大阪市中央区徳井町2-4-5 エクセル内本町ハイツ1F
電話:090-6234-8264
時間:11:30~15:00※売切れ次第終了
休み:日・月曜、祝日
席数:10席(禁煙)
駐車場:なし
交通:地下鉄谷町線谷町四丁目駅より徒歩7分、または堺筋線堺筋本町駅より徒歩8分

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