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実写版『攻殻機動隊』バトー役が明かす、スカヨハのすごさ「ものすごい努力家」

MovieWalker 2017年4月7日 18時03分 配信

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世界中にファンを持つSFアクションの金字塔「攻殻機動隊」をハリウッドで実写化した『ゴースト・イン・ザ・シェル』(4月7日公開)が、いよいよスクリーンにお目見えする。タフでクールで奥深いキャラクターとして、熱狂的な人気を誇る主人公の“少佐”をスカーレット・ヨハンソンが演じたことでも話題。少佐の相棒・バトーを演じたピルー・アスベックに、スカーレットの魅力を聞いた。

本作は、人間とテクノロジーの境界線がますます曖昧となった近未来を舞台に、脳以外は全身義体であり、捜査組織・公安9課の先頭に立つ少佐の起源を追う物語。原作では“草薙素子”として知られる主人公を、スカーレットが熱演。黒髪ボブの“素子カット”にしたスカーレットが、自らのアイデンティティを模索し、戦う少佐を体現している。

『LUCY ルーシー』でもスカーレットと共演したピルーは、「スカーレットは最高さ。サイコー!」と日本語を交えて彼女を絶賛し、一言でいうなれば「ものすごい努力の人」だと続ける。劇中では、肌にピッタリとした衣装に身を包み、激しいアクションも披露しているスカーレットだが、「彼女は毎日必ず、朝1時間のトレーニングをしてから、撮影に臨むんだ。スケジュールによっては、それから12時間も撮影が続くこともあるからね。こんな努力家はいないと思うし、最高の役者の一人だと思う」とキャラクターと一体となるために、ストイックに体づくりをしていたそう。

ピルーは「スカーレットのような才能豊かな人と出会えた時、本当にこの仕事は楽しい、大好きだと思える」とスカーレットとの共演が大きな刺激となった様子。「攻殻機動隊」の大ファンだと公言するピルーだが、少佐とバトーの関係性についてはどのように理解しただろうか?

するとまずは、バトーについてこう分析した。「バトーは接近戦のプロで、巨体で義眼の男。そして愛犬のガブリエルを愛していて、友達がいない。『イノセンス』に描かれているけれど、バトーの家には鍵が20個くらいかけられていただろう?そこからも彼がどれだけ世界に落胆していて、ドライな態度で世界と関わっていることがうかがい知れる。孤独な男で、自分だけを守るように生きている」。

そして孤独な彼だからこそ、少佐とつながりが持てたと続ける。「少佐も同じようなところがあると思うんだ。だから二人には強いつながりがある。個人的には、バトーは少佐を愛していると思っているよ。でも素晴らしいラブストーリーがそうであるように、成就しないとわかっているからこそ、守護神になることを決める。そこが美しいよね。少佐のためなら、きっとバトーは死ねると思うよ」。

特別な関係性を育む少佐とバトー。スカーレットとも「家族のような絆が持てた」と明かす。「『LUCY ルーシー』では数日間しか一緒にいられなかった。今回は6か月もじっくり、ニュージランドで共に過ごすことができたんだ。役者同士って、ケミストリーだけはごまかすことができないもので。相性がうまくいっていない時って、見ていても『なんだかしっくりこないな』というものになってしまうと思うんだ。僕とスカーレットにとって、家族のような絆を築けたことは、この作品の大きな鍵となったと思う」。

また、公安9課の指揮をとる荒巻役を演じたビートたけしとの共演にも感激しきりだ。「バトーの前で、荒巻が銃を引き出しから出すシーンがあるんだ。本当は、荒巻が銃を出したら、『バトーはその場から歩いて去る』というシーンだった。でも僕はすっかりたけしさんに見入ってしまって!『すげえ!』と前のめりになっちゃったんだ(笑)。まさに、存在感に圧倒されたといった感じ。たけしさんは『俺は役者としては全然下手でさ』と言うんだけど、『あんたほどすごい人はいないよ!』といつも思っていたんだ。レジェンドとご一緒できて、本当に幸せだったよ」。【取材・文/成田おり枝】

ゴースト・イン・ザ・シェル

2017年4月7日(金) 公開

押井守監督などによってアニメ化されてきた士郎正宗の人気コミックを、スカーレット・ヨハンソン主演でハリウッドで実写映画化したSFアクション。近未来を舞台...

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