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レクサスの人気SUV「RX」を雪降る北海道で試乗!

東京ウォーカー(全国版) 2017年4月21日 17時00分 配信

SUVの中には無骨な印象を受けるモデルがあるが、ラグジュアリーブランドであるレクサスの「RX」は異なる。見事にエレガンスでステキな乗り物へと昇華しているのだ。

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まずはこの写真を見ていただきたい。レクサス特有のスピンドルグリルと後ろを大胆に斜めにカットした美しいシルエットの車体。それを引き立たせるレッドマイカクリスタルシャインと名づけられたワインレッドのカラーリング。雪上に映える容姿だけで、ときめきを覚えてしまう。

レクサスが現行モデルのRXを発表したのは2015年秋。以来、街中でその姿を見かけることが多くなった。それもそのはず。レクサスブランドの販売台数のうち、実に7割がSUVだというのだ。その人気車種、RXに北海道で触れてきた。

美しいシルエットに惹かれ、車内を開けると、さらに心がときめいてしまう

レクサスSUV 3兄弟の次男であるRX。全長4.890m、全幅1.895m、全高1.710mというSUV標準サイズのボディに、直列4気筒の2Lターボエンジン、モーターアシストを加えたV型6気筒の3.5Lエンジンを搭載する。今回試乗したのは、そのハイブリッド仕様であるRX450h(602万5000円〜)だ。

美しいシルエットに惹かれ、車内を開けると、さらに心がときめいてしまう。アイボリーの本皮にバンブーのオーナメントパネルによって、明るい室内空間。どうしても黒を基調としたシックな室内空間が多いSUVの中で、このインテリアは新鮮だ。これが見た目倒しに終わらないのがレクサスの凄いところ。触った感触が秀逸なのだ。革はしっとりとした肌触り、それにシートは、体の位置がぴたりと決まり、フィット感と高いホールド性を実現し、いつまでも座っていたくなる、そんな気にさせてくれる。さらにヒートシーターやハンドルヒーターが素早く体を温めくれる。これは雪が降らなくてもマストな装備と感じた。

さらに、心惹かれるインテリアで目を奪われるのは、ステアリングおよびインテリアパネルに使用されている素材が、バンブー(竹)という、実に日本らしい素材を用いていることだ。竹を使ったインテリアは数多くあるが、ステアリングホイールをはじめ、室内空間に利用したのは、おそらくレクサスが始初めて。レクサスがインテリアに竹を使ったのは2012年に発売した2代目「GS」からとのことだが、その明るい色調、美しさにほれてしまう。特にステアリングホイールは11枚の竹を張り合わせ曲げ、手で磨き塗装するという職人技から生み出された逸品だ。触れると、その上質な質感とともに、どこかホッとした気分になる。ラグジュアリーとは見た目や値段だけではなく、その触れる感触がよくなければならない。日本のラグジュアリーブランドらしい素材の選び方に、レクサスの心意気を感じる。

SUVだから、広々としているし、収納も十分。いわゆる使い勝手がよい。その使い勝手のよさをさらに感じるのは、電動で倒れる後列シート。ゴルフバッグが4個楽々に収納できるという。それらを収納する際、わざわざ後列ドアを開けて、シートを倒して云々……ということなく、自動的に前に倒れるのは本当に便利。

快適さにうっとり。ドライバーに無用な緊張感を強いないスムースでライトなフィーリング

雪道を走りはじめた瞬間、その快適さにうっとりする。ハイブリッドカーならではの静粛性により、極上の車内空間は外界から完全に隔離。雪景色だけが移り変わっていく、そんな印象だ。そして荒れた雪道を走ることで、ボディ剛性がしっかりして、サスペンションがきちんと振動を吸収していることがわかる。アイスバーンの雪道を、スムースに走りぬけてゆく。とても安定しているので安心する。

ドライバーに無用な緊張感を強いないスムースでライトなフィーリングも好印象。SUVというと、どうしても重たい、とか、重心が高くロール量が大きいというイメージを持つが、レクサスRXは、そのようなことはなく、ロールの動きが実に穏やかなので、誰でも運転しやすいだろう。

雪道で怖いのは、スリップと視界不良だ。実際運転中、何度かリアが滑ってヒヤリとしたが、電子制御が介入し車体は瞬時に安定。その他、レーンキーピングアシストをはじめ、各種安全装置が働き、不慣れな雪道でも安心して走行することができた。また日が落ち街灯がなく、さらに吹雪という悪条件の中でも走行したが、RXの3眼フルLEDヘッドライトは実に見やすく快適。先行車や対向車に直接ハイビームを当てないアダプティブハイビームシステムによって、常にハイビームポジションのまま走行することができたし、フロントディスプレイに車速を映し出すフルカラーヘッドアップディスプレイで、視線を落とすことなく運転できるありがたみを知った次第。さらにこのディスプレイはナビも表示するから、知らない北海道の夜道で本当に助かった。

SUVというと、退屈な乗り物のイメージがあるが、RXはそうではない。SPORTSモード、SPORTS+モードという二つの楽しい遊びを用意しているのだ。プラスに振ると、足回りはかなり固めのセッティングに。雪道ゆえかっ飛ばす、ということはしなかったが、それでも切り替えることで、スポーティームードを五感で感じとることができた。

何と美しく、完成度の高い一台なのだろう。素晴らしいのは、クルマがスペックの凄さを語ることなく、自然とやってのけてしまっている点だ。レクサスの考えるラグジュアリーとは、見た目の華美さや高級素材を使うだけではなく、それをモノとしてイイと五感で訴えてくる。しかも安全に楽しく。今回は雪道であったが、今度は見慣れた道を走ってみたい。見慣れたいつもの道を、RXは素敵な風景へと変えてくれる。そんな気がした。【ウォーカープラス編集部】

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