古市憲寿、福士蒼汰の演技を「逆にハマった」と絶賛

社会学者の古市憲寿
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第21回電撃小説大賞を受賞した北川恵海の人気小説を映画化した『ちょっと今から仕事やめてくる』(5月27日公開)のトークショー付き試写会が、5月13日に神楽座で開催。成島出監督と原作者の北川恵海、社会学者の古市憲寿が登壇した。

古市は、主演の福士蒼汰や工藤阿須加を絶賛。「(工藤阿須加の)死んだ目がすごく上手い。“死んだ目”という用例として教科書に載せたいくらい。福士くんもハマってるなあと。正直、福士くんは演技がまだまだだなって思うことが多かったんです。でも、いつも感じる違和感が逆にぴったりハマっていて良かったなと思いました」。

成島監督は、本作に特別な思いを込めてメガホンをとった。「僕も20代の頃に親友2人を自殺で失っているんです。連絡があった時、悲しみよりも、悔しさの方が大きかった。この原作を撮らせていただけることで、崖っぷちにいる昔の親友やこの映画の登場人物のような人を救える1枚のカードになってくれればと思ったのが最初でした」。

成島監督は福士や工藤らに細やかな演出をつけていったと言う。「彼らはキャリアを積んではいたんですが、本格的な演技の仕方や役作りは完成には程遠い状態だった。だから撮影に入る5カ月前から飛び飛びでやっていきました。福士くんは大阪弁で苦労したし、工藤くんも洋服の何とかっていうところでスーツを買って、サラリーマンとして一緒に電車に乗ったりもしました」。

原作者の北川は「この話は私のデビュー作です。良い監督に映画にしていただけたことはラッキーでした。最初からすごい熱量で脚本を書いてくださり、監督もしてくださって、感謝しかないです」と成島監督を称えた。

最後に古市は、自分らしい生き方や働き方について「自分に期待しすぎないこと。自分への期待が高いと頑張っちゃう。僕は自分に甘いように生きてるんです」と語り「特に親世代に観てほしい」と訴えた。

『ちょっと今から仕事やめてくる』は、幼なじみだと名乗る男との出会いをきっかけに、本来の自分を取り戻していく青年の物語。サラリーマンの隆を工藤阿須加が、謎の青年ヤマモトを福士蒼汰が演じ、『八日目の蝉』(11)の成島出が監督した【Movie Walker】。

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