豊川悦司、石橋蓮司のオカマ役に感化され女装願望を告白!?

前列左から、薬師丸ひろ子、豊川悦司。後列左から、行定勲監督、濱田岳、水川あさみ、石橋蓮司
  • 前列左から、薬師丸ひろ子、豊川悦司。後列左から、行定勲監督、濱田岳、水川あさみ、石橋蓮司

『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)、『北の零年』(04)、『クローズド・ノート』(07)など、話題作を次々と世に送り出してきた行定勲監督が2年ぶりに新作『今度は愛妻家』(1月16日公開)を発表した。都内で開催された本作のトークイベントに出席した監督&キャストが映画について語った。

本作は、豊川悦司、薬師丸ひろ子を主演に迎え、結婚10年目を迎えた一組の夫婦の愛をコミカルかつハートフルに描いたラブファンタジー。豊川が、「すごくいい映画に仕上がっています。冬のこの時期に温かくなれる映画です」とコメントすれば、薬師丸は「台本を読んだときに心が震えました。この映画に出演できてとてもうれしく感じます」と続ける。本作は“夫婦の愛”という普遍的なテーマを温かく描いた映画だ。

40歳を過ぎた夫婦が主人公だが、監督は「これまで作り続けてきた青春映画の延長上だと思っている」と語っている。原作の同名舞台劇を映画化しようと思ったきっかけについては「地方にキャンペーンに行ったとき、地元の映画館の支配人さんたちから中年の方々が楽に観られる映画を作ってほしいというオーダーをもらったんです。そして、数年前に観た『今度は愛妻家』という舞台を思い出した。前半は笑えるのに後半は泣けて最後は劇場が温かな空気に包まれていたその作品に、何か(自分が目指す映画の)ヒントがあるんじゃないかなと」。ひと言で言うと“ウェルメイド”な映画にしたかったのだという。

メインキャラクターとなるのは、この日登壇した実力あるキャスト5人。典型的なダメ亭主の俊介(豊川)と健康オタクの妻・さくら(薬師丸)の絶妙な掛け合いはもちろん、そこに加わるアシスタントカメラマンの誠(濱田岳)、女優志望の蘭子(水川あさみ)、オカマの文太(蓮司)の絡み具合が何とも面白い。

特にオカマ役の石橋は「オカマという役は嫌い。だから、監督に女としてやらせてください!」と女優デビュー宣言をし、現場では水川にライバル心を抱き、美を競い合っていたのだとか。

このライバル心、水川が言うには、「ヘアメイクさんが私のメイクを直していると、(石橋が)『なんで私は直さないのよっ!』て、常に(私を)意識していたみたいです(笑)」。そんな現場のエピソードを水川が明かすと、豊川が“オカマ役を演じたかった”とまさかの告白を。「すごくいい役ですよね。僕も女装したかった(笑)。毎日、現場で解き放たれた蓮司さんを見ているとうらやましくて……」と話し、会場を盛り上げた。

また、薬師丸は夫婦の何気ない会話が見どころだと伝え、おちゃめなエピソードも披露。「スライスしたトマトを豊川さんにくっつけられるシーンがあって、スタッフの方が本当にくっつくのか実験をしたらしいんです。なかなか付かなかったらしいんですけど、私のほっぺたにはピタッとくっついたんです! まだまだみずみずしいんだなとうれしくなりました(笑)」。

40歳を迎えた行定監督が同世代の男女をテーマに描くラブファンタジー『今度は愛妻家』は、大人はもちろんすべての人が自分の大切なものは何かを気付かせてくれる映画だ。【取材・文/新谷里映】

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