「水曜どうでしょう」のスタッフが制作した安田顕主演のSPドラマがいよいよ放送!

報道カメラマンの剛は、10年ぶりにふるさとへ帰ってくる
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北海道テレビで毎年制作しているスペシャルドラマの最新作「ミエルヒ」が12月19日(土)にまずは北海道地区で放送される。

昨年のスペシャルドラマでは「水曜どうでしょう」のディレクター陣が「歓喜の歌」を制作。全国放送もされて話題を呼んだが、今回も引き続き、“どうでしょう”のディレクター・嬉野雅道氏が企画、藤村忠寿氏が演出を担当し、さらに“どうでしょう”で局のキャラクター「onちゃん」にふんしていたTEAM NACSの安田顕が主演を務めている。北海道出身の役者・安田にインタビューを行い、現場での様子や北海道への思いなどを語ってもらった。

本作で安田が演じるのは父や故郷を嫌い、実家を飛び出して戦地に赴く報道カメラマンとなった永島剛。ある理由からカメラマンとしての自分の生き方を見失っていた剛は、10年ぶりにふるさとへ帰ることに。ナツメウナギ漁師で、行きつけのスナックのママと再婚しようとしていた父・幸介(泉谷しげる)や町に生きる同級生と再会し、自分の未来と少しずつ向き合い始めるようになる。しかし、嫌っていた父との距離が徐々に縮まり掛けたころ、父の漁師仲間が川で行方不明になったと連絡が入る。

――地元・北海道で制作されるドラマに初主演されていかがでしたか?

北海道で制作するドラマに呼んでいただけたことは本当にありがたかったです。特に北海道テレビは「水曜どうでしょう」のころからずっとお世話になってきたテレビ局で、ほとんどのスタッフが知っている人ばかり。嬉野さんも藤村さんもストレートに指示を出してくれてとてもやりやすかったですね。現場では「動かないで!」「はい!」「それいらない!」「はいっ!」って感じで進んでいました(笑)。それに「普段のイメージと違って生き生きと演じるな」とも言われ、「水曜どうでしょう」ではぬいぐるみを着ていましたが、僕の無口で暗い一面の奥にある本質の部分を見てキャスティングしてくれたんだなとうれしく思いました。

――安田さん演じる剛は未来を見いだせずに故郷に戻ってくる役ですが。

何かをあきらめざるを得なかった人の役だと思います。僕でいえば舞台をあきらめて戻ってくる感じでしょうか。さすがに共感できませんでしたね(苦笑)。それに剛は親父を嫌っていますが、僕は親父が大好き。そこも剛とは違うところかな。ただ、年齢的には一緒。「何かに挑戦したい」「違う環境に行きたい」という思いには共感するところがありましたね。

――泉谷しげるさんら共演者についてはいかがでしたか?

皆さんすてきな先輩たちで、芝居の合間にアドバイスを頂くなど、いろいろなことを吸収させていただきました。キャスティング的には北海道外に住んでいる先輩の役者さんたちが地元の人を演じて、北海道に住んでいる僕が東京から帰ってくる役というのが面白いですよね。泉谷さんはブラウン管を通して勝手に思っていたイメージどおりの方でしたね。本当に現場を明るくしてくれますし、自分の色に染めることができる。すごく頼もしかったです。ただ、父親としては自分の父と“べらんめえ口調”は同じですけど、泉谷さんほどうるさくはなかったですね(笑)。

――過疎化の進んだ町が舞台ですが、安田さんにとっての故郷への思いとは?

僕にとっての故郷も親父が生きてきた室蘭という町ですね。今の自分の家は“帰る”場所。でも、故郷や親父という存在はサケじゃないけど“還る”場所なんだと思います。

――最後にファンへ向けてメッセージをお願いします

北海道のドラマに出演できたのは大変光栄ですし、とてもすてきなドラマになっていますので、ぜひ多くの人たちに見てもらいたいです。北海道の人はもちろん、道外の人も共感できるところが多いドラマだと思います。それぞれがそれぞれの立場で感じてみてほしいですね。そして、「水曜どうでしょう」時代の僕を知っている人は「あのonちゃんがしゃべった!」とびっくりしてもらえたらうれしいですね(笑)。

プロフィル:安田顕(やすだ・けん)'73年12月8日生まれ。北海道出身。A型。公開中の映画「大洗にも星はふるなり」に出演。映画や舞台などのほか、TEAM NACSとしても活躍。

HTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」
12月19日(土)昼4:00-5:25 HTBで放送
企画=四宮康雅、嬉野雅道/脚本=青木豪/演出=藤村忠寿/出演=安田顕、泉谷しげる、根岸季衣、風吹ジュンほか

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