『アバター』出演女優ゾーイ・サルダナはスタントも軽々こなす万能女優

とっても話し好きでよく笑うゾーイ・サルダナ
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ジェームズ・キャメロン監督の12年ぶりの最新作『アバター』(12月23日公開)に出演している女優のゾーイ・サルダナ。肉体的にも精神的にもチャレンジングだったというネイティリ役について、またキャメロン監督が描く『アバター』の世界観について話を聞いた。

「これまでで一番チャレンジングで難しい役だったわ。だって、彼女(ネイティリ)は人間ではないでしょう?」と語るように、映画の中でゾーイの顔がそのまま映し出されることはない。皮膚は青く、しっぽのある、惑星パンドラの種族だからだ。

「まずは肉体的な要素を身につけて、その後に内面的な要素を身につけたの。例えば、肉体的には人間ではないから首を振ったり、頷いたりしない、手の動きも違う、しっぽのある状態での動きが必要だった。肉体的な準備に6か月かけたわ。それが自然に身についてから内面の準備に取りかかったの。彼女は子供でとても反抗的な性格で、種族のお姫様でもある。そして、異なるクリーチャーに出会い魅了され、子供から大人へと成長していくのよ」。

肉体的な準備において役にたったのは、彼女が幼い頃から学んできたバレエやダンス。その経験が活かされていると言う。「そうね、楽々とまではいかないけれど、難しいことではなかったわ。過去のダンサーとしての経験から体を鍛えるということに親しみはあるから。スタントもたくさんこなしたけれど、いつでも私をワイヤーでつるして!と言うほどだったのよ。でも、5年後は優秀なスタントの女性にお願いしているかもしれないわね(笑)」。答えの中にユーモアを添えてくる、とてもチャーミングな人だ。

そして、全編を通して自分の顔がブルーであることに違和感はなかったのか尋ねると「正直、初めは自分じゃないような気がした」と、当時の心境を語り出す。

「モーション・キャプチャーの技術を完全に理解していなくて、役者としてどうなのかしら……という懸念は確かにあったわ。でも、技術について学び、キャメロン監督と話すことでいろいろと見えてきた。監督は役者の演技そのものを守ってくれる。だから、最終的には“ブルーだけれど私だわ!”って思えた。だって、仕草や顔の表情、動き、すべて私が演じたことが映し出されていたんですもの!」。

また、女優(女性)だからといって扱いを変える監督ではないことも、彼女にとってはうれしいことだったと言う。

「私に対しても、サム(・ワーシントン)に対しても、撮影監督に対しても、誰であっても同じ扱いをするのがキャメロン監督の良さね。ひとりひとりを尊重してくれるからこそ信頼が生まれる。そして、監督のために頑張りたいと思うのよ。どんなに疲労困憊(こんぱい)しているときでも、まだ頑張れるとハングリー精神を持っていられたのは、監督のおかげね」と監督への感謝を忘れない。

ジェームズ・キャメロン監督の下で女優として大きな前進を遂げたゾーイ・サルダナ。彼女の魅力がどれほどのものなのかを劇場で確かめて!【取材・文/新谷里映】

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