『アバター』主演サム・ワーシントン、“女子トイレの鏡”になりたい?

キャメロン監督が見出した注目株サム・ワーシントン
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『タイタニック』(97)から12年、ジェームズ・キャメロン監督の待望の新作『アバター』(12月23日公開)が間もなく公開となる。そこで、彼に見初められた主演のサム・ワーシントンにインタビューを敢行!

構想14年、製作4年という歳月をかけてキャメロン監督は驚異の3D映像を作り出し、その主人公に当時まだ無名だったサム・ワーシントンを起用した。この抜てきには本人もびっくりだったという。

「僕みたいな無名のオーストラリア人をキャスティングするなんて、彼は気が狂っているんじゃないかと思ったよ。6か月間かけてスタジオを説得してくれたんだ。今は以前と全く違う人生になってしまった。良い意味でね。ジムは最高のものを要求する、だから僕も最高のものを差し出すためにすべてを捧げたんだ」。

その14か月の撮影の間に感じたキャメロン監督の印象については「ディテールの王者」という表現を選び、こう続ける。

「ディテールがあればあるほどストーリーが豊かになり、さらに感情的な部分、キャラクター、テクノロジー的にも豊かになっていくんだ。今まで会った人の中で一番の演技指導者でもあるね。映画を一緒に作っている戦友のような、あるいはパンドラという惑星に一緒に旅行しているような感覚だったよ」。

サムが演じるジェイクは“パンドラ”という惑星に行くために、パンドラの住人と人間の遺伝子から作られた肉体“アバター”に意識を送り込む。青い皮膚が印象的なこのキャラクターを演じるにあたっては、モーション・キャプチャーを使った撮影が行われたが「操り人形のように感じたことは一度もなかった。年をとって昔よりも柔らかくなったのかもしれないね(笑)」と、現場の様子を語る。

「9か月モーション・キャプチャーで演技をしたわけだけれど、全然大変じゃなかった。むしろ自由で開放的な感じさえしたよ。ウエットスーツみたいなものを着て演じるんだけれど、あの空間から出たくなかったほど。だって、そこは自分と相手の俳優だけという演技の基本、演技の本質に戻れる空間だったからね」。

また、もしも自由にアバター化(対象物に自分の意識を送り込む)ことができたら?という質問を投げ掛けると「良い質問だね!」と大笑いした後でしばし考え込み……「女性トイレの鏡かな」と、やんちゃに答える。「だって女性はトイレでいろいろな会話をするっていうだろう? それを聞いてみたいし、化粧をする姿も見てみたいんだ(笑)」。

本作の主演を機に『ザ・ツーリスト』『タイタンの戦い』『ザ・キャンティデイト』など、話題作への出演がめじろ押しのサムは、キャメロン監督が最後に贈ってくれたという「この映画が君の最終目標になってはいけない、これが君のキャリアのスタートだ」という言葉を胸に「いつまでも向上し続けていきたい」と、意気込みをみせる。

サム・ワーシントンの名を世界に轟かせる記念すべき映画『アバター』は、映画館でしか体験できない魅力がたくさん詰まっている。3D映像のすごさをぜひ映画館で!【取材・文/新谷里映】

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