各地の風土を体感できる「マラソン大会」の出場ランナーが急増中!

2月28日(日)に開催される「東京マラソン2010」には3万2000人が出場する。東京都庁を出発し、日比谷公園や銀座を通って東京ビッグサイトがゴール
  • 2月28日(日)に開催される「東京マラソン2010」には3万2000人が出場する。東京都庁を出発し、日比谷公園や銀座を通って東京ビッグサイトがゴール

2009年は皇居ランなど、空前のランニングブームだったが、その影響を受け、マラソン大会の参加者が急増している。2010年も、抽選で参加者が決まる東京マラソンの今年の倍率は8.9倍、長野マラソンは募集開始から5時間半で定員8000人に達した。そこで、マラソン大会に参加する魅力を探ってみた。

「マラソン大会参加者が増えるきっかけとなったのは、2007年から始まった『東京マラソン』ですね」と言うのは、ランニング専門誌「月刊ランナーズ」を発行するアールビーズの大信さん。同誌の国内フルマラソン大会参加者数の統計では、東京マラソンが行われた2006年度は前年度から2万人増の10万3590人、2008年度には14万5416人と急増している。

マラソン大会旅行ツアーを催行するスポーツ情報センターでも、国内ツアーの参加者が東京マラソンが始まる3年前の約1.5倍に増加。「ツアーで参加する場合は参加者全員がランナーなので、話も合う。大会前にコースの下見をするモーニングランをしたり、大会後のパーティーは異様な盛り上がりを見せます」と同社の小池さん。一人で気軽にできるスポーツではある反面、孤独な戦いでもあるマラソン大会において、感動を分かち合える“同士”ができることが人気の理由のひとつのようだ。

では、遠方の大会に参加する魅力はどこにあるのだろう? それは、走りながら観光名所を見ることができたり、地方特有の声援を楽しんだりできるところにあるようだ。「人気のNAHAマラソンであれば、ひめゆりの塔や平和記念館など観光スポットがコースになっています。宮古島マラソンであれば、“わいどー”という独特の声援が聞けます」と小池さん。

前出のランナーズが運営するウェブサイト「ランネット」で実施される参加ランナーによる人気大会ランキングでも、それを裏付ける結果が出ている。2009年の1位は、前夜祭や後夜祭があり、祭り気分で楽しめる「ヨロンマラソン」(沖縄県)、2位は島をあげての応援が人気の「隠岐の島ウルトラマラソン」(島根県)、3位は阿波踊りの応援や完走後にバンザイしてくれる“完走バンザイ隊”がある「とくしまマラソン」(徳島県)と、どれもその地域色が出ている大会なのだ。

では、ランナーはなぜ大会に出場するのだろう。ランニング歴約2年半、年2〜3大会に出場している30代男性は、「この歳になっても記録が伸びるというのが面白い」とその魅力を語る。ランニングを継続すれば、継続しただけ“走れる体”になり、記録が伸びる。それが、次の大会に出場する原動力となっているのだ。

その土地土地の風土を感じられるマラソン大会。シューズひとつで始められる気軽なスポーツとして、ランニングやマラソンは2010年も人気が続きそうだ。【東京ウォーカー】

※月刊ランナーズのマラソン大会参加者の統計は、日本陸連公認コースを使用した大会で20歳以上の完走者が対象。同一人物が複数の大会を完走している場合は、ベストタイムのみを採用して1人としてカウント
■ランネット
http://runnet.jp/
■スポーツ情報センター
http://www.sports-info.co.jp/

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