オスカー、主演女優賞は英米の新星2人の争いに?

“オードリー・ヘプバーンの再来”とも言われるキャリー・マリガン
  • “オードリー・ヘプバーンの再来”とも言われるキャリー・マリガン

今回のオスカーは、主演女優賞の本命がいないと言われている。混戦模様のためか、ベテランのメリル・ストリープが獲るのではないかという無難な予想が多いが、そんな中、有力候補として浮上してきているのが英米の新星女優2人だ。

1人は英国映画『17歳の肖像』(原題:An Education)で10代の女学生を演じたキャリー・マリガン(24歳)。“オードリー・ヘプバーンの再来”と言われており、16歳の少女と30代男性の禁断の恋物語のヒロインを溌剌(はつらつ)とチャーミングに演じた。もし無名の彼女が同作でアカデミー賞主演女優賞を受賞すれば、まさにヘプバーンが『ローマの休日』(53)でオスカーを獲った年の再現となる。

そしてもう1人は、オスカー最有力の呼び声高い『プレシャス』で、やはり16歳の少女を演じたガボリー・シディベ(26歳)だ。ニューヨークのハーレムに住む、読み書きのできない肥満の黒人少女が、父親から性的虐待を受けて2度も妊娠し、母親からも肉体・精神的虐待を受けているという悲惨な話を、淡々と自然体で演じきっている。

11月にMCN(Movie City News)が発表した15人の映画評論家による予想の集計表では、主演女優賞の2位はキャリーで、3位がガボリーだった(1位はメリル・ストリープ)。無名の2人がどこまでメリルに追い込みをかけるか、賞レースの見どころのひとつである。【UK在住/ブレイディみかこ】

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