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主演男優賞に藤原竜也が輝く!「どんくさい役も自分には合っていたのかな(笑)」

ザテレビジョン 2017年8月9日 13時00分 配信

'17年春クールにかけて放送されたドラマを対象に開催した「週刊ザテレビジョン 第93回ドラマアカデミー賞」の全8部門の受賞作が決定した。

最優秀主演男優賞には、「リバース」(TBS系)で地味でさえない男を演じ、これまでにない新しい一面を見せた藤原竜也が輝いた。圧倒的な演技で多くの視聴者を魅了し支持を得た藤原に、受賞のコメントをいただいた。

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深瀬は面白いし、僕は好きです!

――ドラマアカデミー賞・主演男優賞受賞おめでとうございます。受賞のお気持ちをお聞かせください

皆で作り上げていった作品で、こうして賞を頂けて、とてもうれしいです。塚原(あゆ子)監督、新井(順子)プロデューサーを始めとする多くのスタッフの方々、そして共演者の皆さまには感謝しかありません。受賞できたことももちろんですが、素晴らしいメンバーと一緒にすてきな作品に携われたことを、誇りに思います。

――今までにない、どんくさく、さえないという役柄の男・深瀬を演じるうえで気を付けたことや、苦労した点などはありますか?

深瀬は、自分が今まであまり演じたことの無いタイプの男でしたので、やっていて非常に楽しかったですね。周りの人々に背中を押されているんですけど先に進めない、モゾモゾしていて、時には切なかったり悲しかったりする部分があるのですが、「もっとシャキッとしろよ!」って思う反面、実は自分に合っていたのかなとも感じています(笑)。一歩一歩成長して踏み出していく姿を丁寧に表現したいと思いながらやっていたので、そこが視聴者の方々に伝わってくれていたらうれしいですね。深瀬は面白いし、僕は好きです!

――大学生のシーンや、雪景色、愛媛のみかん農園など印象的なシーンが数多くありましたら、ご自身の中で印象深かったシーンを教えてください

クランクインは、マイナス20℃を超える極寒のロケでしたので、嫌でも印象に深く残っています(笑)。ただ、僕たち俳優部はスタッフの皆さんに守っていただいていましたからね。監督をはじめ、スタッフの皆さんは、本当に大変だったと思います。結果として、とてもきれいな画に仕上がっていたので、うれしかったです。

――多くの共演者がいらっしゃいましたが、現場ではどのようなお話しをされましたでしょうか。また、印象的だったエピソードなどを教えてください

僕は大学生活を経験したことがなかったので、明教大のゼミメンバーと一緒だったシーンは、すごく楽しかったですね。特に、村井(三浦貴大)の別荘へ向かうまでのサービスエリアのシーンは思い出深いです。みそこんにゃくや空揚げ、メロンパン。どれもおいしかったです。草原で谷原(市原隼人)とキャッチボールをするシーンがあったのですが、イッチーの投球は本当にうまくて、さすがだなと思いました(笑)。愛媛では、美穂子(戸田恵梨香)に夕日の写真を送るシーンを撮影したのですが、あの夕日は本当にきれいでしたね。それと愛媛では、撮影が終わった後に、玉ちゃん(玉森裕太)と遊んだことも思い出に残っています(笑)。

――日本を代表するミステリー作家の湊かなえさんの原作ということで、何か準備をされたりしたことはありましたか?

誰もが認めるミステリー作家さんですから、当然ながらプレッシャーはありました。人気小説の実写化ですし、ドラマ化することで賛否の意見が出ることは当然ですが、前に進んでいくためにも、あるところで自分の中で割り切って演じていかないといけないですからね。頂いた台本を自分なりに解釈して、監督が思い描く世界を1カット1カットどうしたら成立させられるかを、ひたすら考えながらやっていったという感じです。完成した作品をもし湊先生に批判されたら、監督のせいにしようと思っていたんですが…(笑)、喜んでいただいたみたいでうれしかったですね。

――深瀬と同じようにコーヒーにはちみつを入れるなどこだわりなどがあれば教えてください

普段はそれほどコーヒーを飲まないのですが、映画やドラマの撮影現場でスタッフさんが出して下さるコーヒーは良く飲ませてもらいます。コーヒーを飲むことで、撮影現場に入る自分の中の「スイッチ」の様なものになっているのかもしれませんね。ちなみに、はちみつは入れていません(笑)。

――最優秀作品賞、脚本賞も獲得された本作。スタッフの皆さまとお話しされたことで印象的だったことがありましたら、教えてください。また、最後に視聴者の皆様にメッセージをお願いします

塚原監督や新井プロデューサーとは、現場でもたくさんお話をさせていただきました。スタッフの方々との会話があって成立していった作品でもあると思うので、充実したお時間を過ごさせていただいたと感じています。湊先生が書かれた優れた原作小説を、より映像化向きに脚本として完成なされた奥寺(佐渡子)さん、清水(友佳子)さんのお二人も、本当に素晴らしいと思います。僕が申し上げるのも失礼な話ですが、連続ドラマの醍醐味である「来週の放送が楽しみ」という構造を、演出面でも脚本面でも巧みに作られたこのチームのスタッフの方々は、本当に優秀なんだと思います。またこうして、「出演者」としても「イチ視聴者」としても、心から楽しめる様な作品に出させていただけるよう、頑張って参りたいと思います。3カ月間、ご視聴いただきまして、ありがとうございました!!

その他の受賞結果は、「リバース」が作品賞、脚本賞とあわせて3部門を受賞。弱気な主人公を演じた藤原竜也の演技力や、話数を重ねるほどに深まっていく謎に満ちたストーリー、さらに原作にはない事件の真相を知った主人公たちのその後が描かれたオリジナルの最終話も話題が集まり、高い評価へとつながった。

主演女優賞は、「あなたのことはそれほど」(TBS系)で周囲の気持ちを考えず、本能のままで生きる女性を好演した波瑠が受賞した。さらに、その夫を演じ、妻の不倫を知るや狂気じみた行動をとるという怪演を見せた東出昌大が助演男優賞に輝き、夫婦そろっての受賞となった。

助演女優賞には、「母になる」(日本テレビ系)で誘拐された少年の“育ての親”という難役に挑んだ小池栄子が受賞。監督賞には小栗旬、西島秀俊らのノンストップ・アクションが話題を呼んだ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(フジ系)が、ドラマソング賞には「フランケンシュタインの恋」(日本テレビ系)で、ドラマのテーマと見事にマッチした主題歌を歌ったRADWIMPSの「棒人間」が選ばれた。

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