オーランド・ブルーム、岩井俊二監督作で大ハマリな“汚い役”の秘密

C・リッチとロマンチックな交流を展開
  • C・リッチとロマンチックな交流を展開

アンサンブル映画『ニューヨーク,アイラブユー』(2月27日公開)で、岩井俊二監督作品に主演しているオーランド・ブルーム。驚くのは、これまでの彼からは想像できなかった、ダラしなくて汚い役柄に挑戦している点だ。無精ヒゲも生えて頭もボサボサ! 映画音楽の作曲家という忙しい仕事のせいで、清潔ではない“香り”がしそうな大人の男性を演じている。

もともと岩井監督の作品のファンだったいうオーリーは、出演のオファーに即イエス! その積極的な役作りは、自宅に監督を招くほどの力の入れっぷりだったとか。岩井監督がそんなオーリーとの交流を語ってくれた。

「突然電話がかかってきて、彼の自宅に行きました。目の前で、“こんな感じか、こんな感じかな”って演じて見せてくれました。現場にもひとりで来るし、ミーティングも本人の周りには誰もいないのでやりやすかったですね。彼は僕よりもはるかにこの作品を愛しているかもしれません」と、ハリウッドスターの思いがけない役者としての情熱に衝撃を受けた様子の岩井監督。

本作のオーリーは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの爽やかなレゴラスや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのまっすぐな青年ウィルなど、精悍(せいかん)でまっすぐなイメージの強い彼とはまったく違う。岩井監督は、「彼は、役柄をボロボロにすることに勝負をかけている感じだった」と話す。

「主人公は3日も4日も寝てないヤツで、部屋も散らかっている。作品の中で彼が来ているTシャツは自前で持ってきてくれたもの。“10代のときから、これだけは捨てられなくてね”なんて言ってました。オークションで売ったら大変なことになるだろうなと思いました(笑)」と、オーリーの私物の登場に満足気。長年愛されてきたヨレヨレのTシャツは、まるでこの作品への出演を待っていたかのようだ。

ルックスだけでなく、実力派としてさらに輝き始めたオーリーの新たな魅力と、彼が自ら手洗いして大事にしてきたというTシャツの活躍は本編でチェック!【取材・文/鈴木菜保美】

キーワード

このニュースで紹介された映画

[PR] おすすめ情報