クレーム&脅迫お構いなし!お騒がせな“アイツ”がゲイ役で大暴走

サシャ・バロン・コーエン演じるゲイのブルーノ
  • サシャ・バロン・コーエン演じるゲイのブルーノ

イギリスのコメディー番組から生まれたおバカな白人ラッパー“アリ・G”役で大ブレイクし、現在は俳優としても活躍するサシャ・バロン・コーエンをご存じだろうか?

彼は、本国&アメリカでバラエティートーク番組「Da Ali G Show」に出演し、番組は大ヒットに。さらに番組内の人気キャラクター、ボラット役で主演した映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(06)が世界中で公開されるなど、海外のエンタメ業界で華々しい活躍を見せる注目のコメディアンなのだ。

『ポラット〜』では、あまりに過激な内容から訴訟問題や国際的な問題へと発展したりと、とにかくトラブル続きだったサシャ。だがそれに懲りず、最新作『ブルーノ』(3月20日公開)でも、見事なハッチャケぶりを披露してくれる。

今回サシャが演じるキャラクターも「Da Ali G Show」に登場するゲイのファッション・レポーター“ブルーノ”。本作は、このブルーノがハリウッドでセレブになるために、彼が考える<セレブ=有名人になれる方法>を実践していく擬似ドキュメンタリーなのだ。

その方法は、有名人とのスキャンダル、テロリストに誘拐される、チャリティー活動と銘打った中東紛争の解決などなど、ムチャクチャかつ突飛なものばかり。しかも下品なギャグも満載ときている。劇中には、このブルーノの暴走により周囲は激怒、大問題へと発展するさまがあますところなく収録されている。事実、マドンナ&エミネムの怒りを買い、ゲイのイメージを損なうとして公開前に同性愛者団体からはクレーム、パレスチナ過激派からはリアルに脅迫を受け、出演したTV番組が中断するなどしたという。

セレブブームや人種差別、宗教といった現代の問題を浮き彫りにし、笑いの中で痛烈に批判していくブルーノ。劇中、「やりすぎ!」と言いたくなる場面も多いが、ここまでやったサシャに思わず拍手を送りたくなる人も多いはず。サシャの命を懸けたと言ってもおかしくないこの映画、ゲイのリポーターになりきった彼の芸達者ぶりを楽しむだけでも一見の価値がある意欲作だ。【トライワークス】

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