実写版『鋼の錬金術師』アル役に新人俳優が異例の大抜擢!

肉体を持たない存在となってしまう弟・アル。演じているのは新人俳優だった!
  • 肉体を持たない存在となってしまう弟・アル。演じているのは新人俳優だった!

日本映画として10年ぶりに東京国際映画祭のオープニングを飾り、主題歌にはMISIA書き下ろしの新曲。そしてIMAX&4DX上映も決定し、邦画最大規模のスクリーン数で公開されるなど、とにかく話題が尽きない、この冬一番の注目作『鋼の錬金術師』。そんな本作から、山田涼介演じる主人公エドの弟アルを演じた俳優がついに明らかにされた。

物語の要となるのがエドとアル兄弟の絆。亡くなった母を生き返らせようと兄エドと共に“人体錬成”を試み失敗。幼いアルは身体全部を代価として持っていかれてしまい、とっさの判断でエドは自分の右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成。近くにあった鎧に魂を定着させることで一命を取り止めたため、アルが肉体を持たない魂のみの存在となってしまう。

フル CG で制作されたアルを演じるのは、100名を超えるオーディションの中で断トツの存在感を発揮した新人俳優・水石亜飛夢。はじめは撮影現場でモーションキャプチャーを演じるだけの役割だったが、激しい兄弟喧嘩のシーンで彼が見せたアルの感情表現の豊かさが実に見事で、そのままアルの声を担当することが決まったという。屈強な鎧姿の見た目のゴツさとは裏腹に、兄のエドと違い素直で心優しい性格を持ち主のアル。水石が演じることで、無機質な CG のキャラクターではなく、人間のような息遣いを感じることの出来るキャラクターに仕上がったのである。

水石は現在21歳の期待の新人。これまでミュージカル版「テニスの王子様 2nd Season」に出演したほか、初座長を務めた「ハムレット」や、「星の王子さま」など舞台を中心に活躍。ドラマ「牙狼<GARO>-魔戒ノ花-」で準主役を務め、今年公開された映画『武曲 MUKOKU』で注目を集めた。また、本作と同じく第30回東京国際映画祭でワールドプレミア上映される『飢えたライオン』にも出演している。

彼を抜擢した理由について、監督の曽利文彦は「撮影前は別の方の声をイメージしていました。ただ撮影が進むにつれ、彼のスタンドインとしての演技があまりに素晴らしく、山田くんと水石くんの絶妙なコンビネーションを見て、アルの声優は水石くんで行こうと決めました。ですから、今回の大抜擢は、水石くんが実力で勝ち取ったものです」と、その演技力に太鼓判を押す。

さらに「アニメ版でアルの声優を務めた釘宮理恵さんが実写映画をご覧になり、水石くんが演じたアルを大絶賛してくださったので、判断が間違っていなかったことを確信しました」と監督が語るように、プロの声優からもお墨付きをもらうほど、アルという複雑なキャラクターを見事に演じきった水石。

原作者の荒川弘も「胸を打つ素晴らしい演技でした。青年に成長したアルは、きっとこんな声になるんだろうなって思います」と絶賛のコメント。異例の大抜擢となった水石が演じたアルが、果たしてどのような仕上がりになっているのか。原作ファンもアニメファンも目が離せない『鋼の錬金術師』は12月1日(金)から全国ロードショーされる。【文・久保田和馬】

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