R指定『IT』をヒットさせる気概に清水崇監督が感服「逃げずにきっちり描いている」

清水崇監督と朝倉加葉子監督が『IT/イット』の魅力を語る!
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スティーヴン・キングの小説『IT』を映画化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(11月3日公開)の上映前トークイベントが10月20日に都内で開催され、Jホラー映画の旗手である清水崇監督と、若手ホラー監督として注目を集める朝倉加葉子監督が登壇した。

児童失踪事件が相次ぐ田舎町を舞台に、不気味なピエロ、ペニーワイズの恐怖に立ち向かう子どもたちの姿を描く。全米では9月8日より公開となり、『エクソシスト』を抜いて全世界トータルで早くもホラー映画史上ナンバーワンの興行収入となる大ヒットを記録している。

『呪怨』シリーズで知られる清水監督は「怖かったし、楽しかった」とニンマリ。「『ホラー映画を全く見ない、これが初めてです』という方には結構、怖いかもしれない」と恐怖描写に太鼓判を押す。

日本ではR15+指定となり、アメリカでもR指定作品として公開された。清水監督は「アメリカだと普通は“PG13”というところを目指す。ホラー映画を観たがってくれるティーンエイジャーが入りやすくなるので。Rが付いているものって、プロデューサーは嫌がるもの。そこを乗り越えてRでやってヒットしているのが珍しい」とR指定作品をヒットさせた気概に感服。「プロデューサーが逃げてしまうような差別的な生活環境も、逃げずにきっちり描かれている。すごく好感が持てた」と話す。

『クソすばらしいこの世界』の朝倉監督も「オリジナルはテレビ放送だったので、レイティングがなかった。オリジナルを見ていると寸止め的なホラー表現で乗り切っていた。今回は前に見られなかった『その続きがこうなっていたんだ』というのが見られる」とたっぷりと堪能した様子だ。

アンディ・ムスキエティ監督は、Jホラー好きとあってJホラーの影響もそこかしこに見られるという。朝倉監督は「アクティブなJホラーの面白さに挑戦していると思った。みなさんがどこかで見たような表現もチラチラ見られると思う」とコメント。清水監督も「これは『呪怨』では?『リング』では?『着信アリ』では?みたいな。そういうところも楽しい。日本からの影響もあると思う」と語っていた。【取材・文/成田おり枝】

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