ファッションで見る『ブレードランナー 2049』2人の女優が注目ポイント語る

注目の美人女優、アナ・デ・アルマス&シルヴィア・フークスを直撃!
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傑作SF映画の35年ぶりの続編となる『ブレードランナー 2049』(公開中)。前作に引き続きデッカードを演じるハリソン・フォードとライアン・ゴズリングのやり取りも見ものだが、それとともに女性キャラクターも圧倒的な存在感がある。そこで、「人間とは?」という疑問を投げかける、まさに“ブレードランナーの魂”とも言うべき役割を担った女優、アナ・デ・アルマスとシルヴィア・フークスを直撃。ハリソンとライアンとの共演の感想。キャラクターとファッションの関係性について聞いた。

前作から30年後の世界を舞台にした本作。“ブレードランナー”のK(ライアン)は、ある事件の捜査中に巨大な陰謀を知る。やがてその闇を暴く鍵となる男・デッカード(ハリソン)にたどり着き、驚くべき真実が明らかとなる…。

ーーアナはライアン演じる主人公・Kが唯一心を許す恋人、ジョイを演じた。ライアンとの共演はどんなものだっただろうか?

アナ「ライアンは本当に素晴らしい人。他の人がK役をやることは、絶対に考えられなかったと思う。この映画で描かれるのは悲しく、毒に満ちた世界だけれど、撮影現場のライアンはいつもユーモアを持ち込んで、『大丈夫だよ』と声をかけてくれた。彼がいることで、すべてうまくいくと感じられたわ。ライアンがそうしてくれたことが、Kとジョイの関係を作り上げる上でとても助けになったと思う」。

ーーKとジョイがつむぐのは、美しくも切ない恋愛関係。実はジョイはホログラムの女性なのだ。

アナ「そう、とても悲しい関係だわ。ラブシーンもとても切ないものだったと思う。一生懸命に近づこうとしても2人の間には壁がある。ジョイは本物の人間ではないのだから。でも同時に、砂漠の中の楽園のように感じられる関係だと思った。2人の間にあった感情、愛情は本物だった。Kが探していたのは、まさにその本物の感情だったの」。

ーーシルヴィアが演じたのは、最強の女性レプリカント、ラヴ。ハリソン扮するデッカードと、激しいファイトシーンにも挑んでいる。

シルヴィア「週6日間、毎日6時間ものトレーニングを何か月もして、強い人間としての感覚を掴んでいったわ。武術ではまず最初に、キックをして実際に当てるにはどうしたらいいかを学んだのだけれど、トレーニングの最終段階になって、(コーチから)『ハリソンの顔を傷つけるわけにはいかないんだよ。蹴らないでね』と言われて(笑)。一生懸命学んだ後にそう言われたものだから、悪夢のようだったわ!撮影が近づくごとにドキドキして。でも大丈夫、ハリソンを傷つけなかったわ(笑)」。

ーー劇中ではデッカードと対決したシルヴィアだが、撮影中にはハリソンの温かな一面をたっぷりと感じたそう。

シルヴィア「私は『ハン・ソロだ、インディ・ジョーンズだ』とすごく緊張していたの。でも彼はいつもジョークを言って、私を笑わせてくれたわ。とても温かくて、クリエイティブ心を刺激してくれる人。そして、相談相手でもあったわ。この世界観について、なんでも知っている人だもの。彼からいろいろなことを聞く機会も多かった」。

ーー音楽やビジュアルなど、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が隅々までこだわって世界観を作り上げた。女性陣のファッションにもそれは表れている。ジョイは、男性が夢に描くようなファッションを次々と披露。「かわいい!」とため息が出ること請け合いだ。

アナ「ジョイはたくさん衣装を変えるの。すごく楽しかったわ。彼女は夢のような存在だから、どんなコスチュームだってできるわけ。彼女は、相手をハッピーにしてくれるような存在。彼が何を考えているのか、どういうものが欲しいのかをいつも考えて、それを与えてあげようとする女性なの。モダンなものクラシカルなもの、本当に色々な衣装があったけれど、それはすべて、彼に安らぎと平和を与えるためのものだわ」。

ーーお気に入りの一枚はあるだろうか?

アナ「裸!と言いたいところだけれど(笑)。ピンクのジョイはビジュアル的にも大好き。マンガっぽい衣装も、着ていてすごく楽しかったわ。あと、初めて外に出かけるときにコートを着るシーン。寒さを感じないんだけれど、『本物の存在でありたい』と思うから、ジョイはコートを着て行きたかった。ジョイのそんなところが、とてもキュートだと思ったの」。

ーーラヴの衣装は、クールでシャープ。衣装からも戦闘態勢が感じられる。

シルヴィア「ラヴの上司・ウォレスは、ラヴを“天使”と呼ぶわ。私は、まるで“死の天使”のような存在だと思った。衣装は、キックをしたときにもパンツがストレートの線を描くようなデザインになっていて。衣装自体もキャラクターをとてもよく表していたと思う。ラヴは動きが早くて、無駄がない。誰かが追いかけてきたときは、一撃必殺といったようにね。そんな彼女の性質が、衣装にも反映されていると思うわ」

「私のお気に入りは、コートね。ドゥニ監督は『撮影の初日は、キャラクターの誕生日だ』と言っていたんだけれど、ラヴのコートは“キャラクターが生まれる”というものを実感として与えてくれた。ラヴがコートの白いフードをとると、黒い髪が現れる。“外は白くて、中を見つめてみると黒い”というのは、とてもラヴらしいと思ったわ」。【取材・文/成田おり枝】

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