【映画「ミックス。」連載】広末涼子&佐野勇斗『世代が違うみんなで話すのがすごく楽しかった(笑)』

人気脚本家・古沢良太が脚本を手掛け、卓球の男女混合(ミックス)ダブルスを題材にした映画「ミックス。」。新垣結衣&瑛太がダブル主演を果たし、卓球を通して不器用な人々が自らと向き合っていく姿を描く本作は、勝利に向かって奮闘する“スポ根魂”だけでなく、胸キュンのラブストーリーやチームメートとの絆など、笑いあり、涙ありの展開で幅広い世代の心をわしづかみにし、大ヒット公開中。WEB「ザテレビジョン」でのリレーインタビュー連載最終回となる第9回は、劇中で年の差のミックスを組んだ広末涼子&佐野勇斗の対談をお届けします!

公開中の映画「ミックス。」で年の差ミックスを組んだ広末涼子&佐野勇斗
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第一印象は「うまい!」(広末)、「テレビの人だ!」(佐野)

――フラワー卓球クラブの姉貴分的存在・弥生(広末)と、引きこもりの高校生・優馬(佐野)として初共演されました。ミックスを組む2人として、一緒に過ごす時間も長かったと思いますが、お互いの第一印象はどんなものでしたか?

広末「今回は卓球の練習が必要になりました。撮影に入る前から教室に通って、先生に教えていただいていたのですが、佐野くんに初めて会ったのも卓球の練習のときで。ものすごく卓球が上手だったので、第一印象は“うまい!”ということでしたね。キレもいいし、どんどん上達していくんです。安心すると同時に、ヤバいと思って(笑)。先輩の私が足を引っ張っちゃいけないし、私も頑張らなきゃと思うくらい上手でした」

佐野「僕はもう、第一印象も何も緊張しかなかったです。ずっとテレビで見ていた方で、“うわあ、テレビの人だ”って思いました(笑)。僕の父も広末さんの大ファンなんです。広末さんと共演できたなんて、夢のような時間でした。今でも緊張は溶けていませんが、撮影中、たくさんお話をしてくださったり、すごく優しくしていただいて。僕も甘えさせていただきました」

広末「佐野くんは年齢を聞いたら、驚きの若さで! 実は、“お母さんに見えないように気をつけなきゃいけないな”と思っていました(笑)」

佐野「そんな! 僕としては親戚のお姉さんのような存在です。頼り甲斐のある姉御的な存在です」

――広末さんとの共演で、刺激になったことはありますか?

佐野「僕はお芝居の経験も少ないので分からないことだらけでしたが、広末さんが色々とアドバイスしてくださいました。例えば、卓球の動きをやるだけではなく、“この役だったら、卓球をやるときはどう動くんだろう?”という考え方を教えていただきました。広末さんの演じた弥生さんなら、サーブも激しい感じで打つとか。僕が演じる優馬は、自分に自信がない子だから、自信のない感じでサーブを打つんじゃないかとか。そういうことを考えることがすごく大事だなと思いました」

広末「私、そんな偉そうなこと言ったかな(笑)? 卓球の試合の動画などを見ても、サーブってみんなそれぞれの個性があるので、映画でやるならば、なにかクセがあった方が面白いかなとは思っていました。でも私、実はサーブがすごく苦手で。最初、全然決めることができなかったんです。瑛太さんと佐野くんは、すごく上手にサーブも決めていました。“私が同じサーブをやったら、へたなのがバレるな!”と思って、それならば“個性的なサーブをやりたい”と思ったんです(笑)」

佐野「ずっと助けていただきましたし、広末さんを見ていても、学ぶことばかりでした。お芝居に対する姿勢も素晴らしいんです。今回、大勢のエキストラのみなさんの前でお芝居することもあったんですが、僕は“大勢のみなさんの前でお芝居をしたり、泣いたりすることは、難しいことだな”と思いました。でも広末さんは、“大勢の前で泣くなんて普通はできないことだから、ストレス発散になるよ。いいじゃん!”とおしゃっていて。“確かにそういう考えもできるな”と思いました。実は『ミックス。』の次の作品で、大勢の前で泣くお芝居があったんです。広末さんの言葉を思い出して演じました」

広末「そうなんだ! 助けになれたのならよかった!」

広末涼子は「佐野くんが若くて、“お母さんに見えないように気をつけなきゃいけないな”と思っていました(笑)」
  • 広末涼子は「佐野くんが若くて、“お母さんに見えないように気をつけなきゃいけないな”と思っていました(笑)」

大人気ドラマ「ビーチボーイズ」での経験が女優としての糧に

――そんな考え方ができるのは、本当にすごいですね。広末さんも10代のころから女優のお仕事をされていますが、いつからそのように考えられるようになったんですか?

広末「人前はもちろん、大人になると“泣ける場所”って減りますよね。家族にも心配をかけたくないし、頑張らなきゃいけないと思うと、なかなか泣けない。でもお芝居なら泣いてもいいし、怒ってもいい。大人になるにつれ、お芝居は、そういった感情の解放もできるものなんだなと思うようになりました」

佐野「それ、本当にすごいです!」

広末「『ビーチボーイズ』(1997年フジ系)での経験も大きいです。10代のころにやらせていただいた連続ドラマで、“大事な存在の人が亡くなる”というシーンがありました。私はそのころまだ、自分の身近な人が亡くなった経験がなかったので、大切な人が亡くなったときに涙が止まらないのか、涙も出ないのか分かりませんでした。そこで監督に聞いたら、“君が思うようにしなさい”と言っていただいて。台本に“涙”と書いてあるから、泣かなければいけないということではない。その役になっていれば、涙を流さなくても悲しみが伝わってくることもある。感じたようにやりなさいと言われて、プレッシャーがなくなりました。“大事なのは物質的なことではないんだ”と思うことができて、10代のころに本当にいい監督に出会えたと思っています」

【写真を見る】年齢差があるもののインタビュー中も楽しげな広末涼子&佐野勇斗
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ガッキー、瑛太…豪華キャストとの共演は「学ぶことばかり」

――10代にして、役者さんとしての大事なことを教わる機会があったのですね。佐野さんは今、19歳ですが、どんな俳優さんになりたいですか?

佐野「本当に今回の現場は素晴らしい方々ばかりで、“皆さんのようになりたい”と刺激を受けまくりました。皆さん本当にお忙しい方ばかりなのに、僕にもすごく優しくしてくださって。そして大物の方々なのに、すごく謙虚にしていらっしゃるんです。細やかな気配りができたり、控え室での行動一つ一つを見ていても勉強になることばかり。お芝居はもちろん、人柄的な面でも学ばせていただきました」

広末「今回は、世代も個性もバラバラな人たちが集まっている現場だったよね。世代の違う方々と話す機会って、実はなかなかなくて。“どうなるんだろう”と思っていたけれど、控え室でもみんなでずっと一緒に過ごしたりして、ものすごく仲良く進んだ現場だったんです。佐野くんを囲んで“オーディションに受かるためには、どうしたらいいんだろう”と考えたり、そうやって世代の違うみんなで話したりすることが、すごく楽しくて(笑)。今回のような作品は、現場が明るいことも大事だと思うんです。その空気感はきっと、スクリーンにも映し出されていると思います」

――世代もバラバラな豪華キャストの皆さんが、個性的なキャラクターを演じました。もし卓球のペアを組むとしたら、誰と組んでみたいですか?

広末「映画を見ていて、蒼井優ちゃんがものすごく面白かったんです! 優ちゃんは、もともと大好きな女優さん。今回の現場でもすごくストイックに練習をしていました。ぜひ優ちゃんと組んでみたいです!」

佐野「本当に勝ちを狙っていくとしたら、瑛太さんと組みたいです。僕は右利きですが、瑛太さんは左も使えるので、ペアでは有利になると思います。瑛太さんは、卓球がめちゃくちゃうまいんですよ。続編があればぜひ、瑛太さんと組んでみたいですね」

ひろすえ・りょうこ=1980年7月18日生まれ。高知県出身。O型。映画「おくりびと」(2008年)など3作品で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得。放送中のドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)に出演中
さの・はやと=1998年3月23日生まれ、愛知県出身。ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(2016年TBS系)に出演。今後は映画「ちはやふる-結び-」(2018年3月17日・土公開)、「3D彼女 リアルガール」(2018年公開予定)に出演が控える。ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活躍中


映画「ミックス。」
公開中
脚本=古沢良太/演出=石川淳一/出演=新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、佐野勇斗、森崎博之、蒼井優、真木よう子、吉田鋼太郎、生瀬勝久、田中美佐子、遠藤憲一、小日向文世ほか

◆映画「ミックス。」新垣結衣ほか、出演キャストインタビュー掲載中↓↓◆

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