新作は少女の冒険ファンタジー。原恵一監督がイメージボードを公開!

10月25日より開催中の第30回東京国際映画祭。特集企画「映画監督 原 恵一の世界」の2日目を迎えた27日、原監督の代表作『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(01)が上映され、終映後に映画監督・樋口真嗣をゲストに迎えたトークショーが行われたほか、監督が手掛ける最新作のイメージビジュアルがお披露目された。

仲良く手をつなぐ原監督&樋口監督&氷川竜介氏
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万博はまるで“麻薬”的な衝撃だった

『オトナ帝国』は大人たちを洗脳し、彼らだけの楽園の建設を企む組織“イエスタディ・ワンスモア”に、しんのすけ率いるカスカベ防衛隊が立ち向かう意欲作。冒頭からテーマパーク“20世紀博”が登場し、万国博覧会がモチーフでもある本作だが、万博をネタにしたきっかけは「スタジオでの雑談」だったそう。

映画の名シーン“タワーを駆け上がっていくしんちゃん”を見ると樋口監督も泣いてしまうそう
  • 映画の名シーン“タワーを駆け上がっていくしんちゃん”を見ると樋口監督も泣いてしまうそう

「1970年の大阪万博は“21世紀はこうなる!”というのがテーマでした。当時11歳だった僕も母親と出かけたのですが、人気パビリオンは長蛇の列で見たいものも見られず…。同世代の人たちは同じような経験をしているので(この話題で)盛り上がり“これはネタになる”と思いました」

そんなアイデアはまず、「(野原家が暮らす)春日部に懐かしいものを体験できる施設ができた」という話で、TVシリーズのプロットとして執筆。しかし執筆中に(アイデアに)火が点き映画にしてしまいました」と、監督は述懐した。

原監督と同世代の樋口も「万博は麻薬的」と激しく同意。「僕も家族総出で東京の万博に行ったけど、(人が多過ぎて)大人のお尻の思い出しかないです」と観客の笑いを誘い、監督の言う通り“万博トーク”で盛り上がる。

万博トークで意気投合する2人
  • 万博トークで意気投合する2人

新作は、少女が自転車で異世界へ!?

イベント終盤には、原監督が新作のイメージボードを披露。公開されたビジュアルは、真っ暗な空間に緑色に輝く先に、自転車を押す少女の後ろ姿が描かれたもの。「この画からも想像できるように、ファンタジー色の強い作品です」と、監督は解説する。

初公開された来年公開予定の新作イメージ
  • 初公開された来年公開予定の新作イメージ

「作品の世界観を一枚で表現するとこういう画になりました。この先に何があるのか。異世界へやってきた少女が、いろいろな体験をする王道の冒険ファンタジーです。本格的なファンタジーは初めてで、現在、絵コンテと作画を進めていて、来年完成予定で順調に進んでいます」と報告。

「深読みできるな~」と樋口がコメントをすると、監督は「ファンタジーではあるけれど、人間の関係性やユーモア、シリアスな展開、アクションと、僕の作品としてはかなり大サービスな娯楽作になると思います」と、気になる中身の一端を明かした。

【写真を見る】しんちゃんをマネた動きで笑顔を見せる原監督
  • 【写真を見る】しんちゃんをマネた動きで笑顔を見せる原監督

公開日やタイトルも未決定でまだまだ未知の部分が多い作品だが、実はレッドカーペットなどで監督が手にしていたTシャツの柄も映画に関係があるとか。「(詳細は)“言うな”と言われているので…。どんどん妄想を膨らませてください」と観客にアピールした。【取材・文/トライワークス】

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