第二次世界大戦中、ドイツ軍に追い詰められた英仏連合軍40万人を救出しようとした“史上最大の撤退作戦”を描いたクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』(17)。圧倒的なリアリティで話題となったが、同じ“ダンケルクの戦い”を題材にした映画がもう1本あるのをご存知だろうか?
それが、11月11日(土)より公開の『人生はシネマティック!』。軽妙洒脱な笑いと涙の人情劇がつづられ、ノーラン監督作とはひと味違う“ダンケルク”のドラマが楽しめるのだ!

- 経験ゼロにもかかわらず、元コピーライター部の秘書カトリン(ジェマ・アータートン)がプロパガンダ映画の脚本を書くことに!
- [c]BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THEIR FINEST LIMITED 2016
本作の舞台は、1940年、ドイツ軍からの空襲が激しさを増す第二次世界大戦下のロンドン。「プロパガンダ映画を作って欲しい」という政府の要請を受け、ダンケルクの戦いで双子の姉妹が民間船で兵士を助ける物語を映画化しようとする、女性脚本家の奮闘が描かれる。

- 【写真を見る】“ダンケルクの戦い”をテーマにした映画を製作。双子の姉妹が英軍兵士を助けようとする物語
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執筆経験ゼロの新米脚本家のカトリン(ジェマ・アータートン)の前に、常に内容に目を光らせる政府の検閲、セリフが棒読みの大根役者など、多くの障害が発生!なかでも、『ラブ・アクチュアリー』(03)のビル・ナイ扮する、わがままなベテラン俳優・アンブローズには手を焼くことに。台本に口出ししたり、自分勝手に撮影を中断したりと、終始マイペースに周囲を振り回すのだ。
しかし、戦争で疲弊した国民を勇気づけるため徐々にクルーたちは団結。街が戦火にさらされるなか、なんとしてでも映画を完成させようとする人々の姿に胸が熱くなる!
『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(11)、『17歳の肖像』(09)のロネ・シェルフィグ監督が贈る本作は、ウィットに富んだ物語のなかに自立する女性の葛藤やほろ苦いロマンスが加味された、味わい深い秀作だ。ノーラン監督の『ダンケルク』とあわせて、こちらもチェックしてほしい!【トライワークス】
- 経験ゼロにもかかわらず、元コピーライター部の秘書カトリン(ジェマ・アータートン)がプロパガンダ映画の脚本を書くことに!
- 【写真を見る】“ダンケルクの戦い”をテーマにした映画を製作。双子の姉妹が英軍兵士を助けようとする物語
- 落ち目の俳優・アンブローズをビル・ナイがユーモアたっぷりに演じる
- カトリンたちの脚本に厳しい校閲が入るなど、トラブルが続出!
- カトリンは情報省映画局の特別顧問を務める脚本家・バックリー(サム・クラフリン)と執筆作業を始める