どこまでもフリーダムで大好き!実力派声優・松本梨香も絶賛する「鷹の爪」の突き抜けっぷり

サンドラ・ブロック、ミラ・ジョヴォヴィッチ、リース・ウィザースプーンらその他多くの洋画吹替えをはじめ、TVアニメ「ポケットモンスター」シリーズの主人公サトシ役などで知られる人気声優・松本梨香。舞台出演や音楽活動にも精力的な実力派の彼女が、公開中の『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』にワンダーウーマン役で出演している。低予算flashアニメとして独特の世界観を展開する「秘密結社 鷹の爪」シリーズの映画8作目だが、他のアニメにはないシリーズの突き抜けた魅力について、松本が熱く語る。

吹替え、舞台出演、音楽活動などでも活躍中の松本梨香
  • 吹替え、舞台出演、音楽活動などでも活躍中の松本梨香

勇ましくピュアなヒロインが好き

松本が演じたのは、DCコミックス随一の女性スーパーヒーロー、今夏には実写映画も大ヒットを記録したワンダーウーマン。オファーが来た際の感想は?

「小さいころに(ドラマを)見ていましたから、とってもうれしかったです! ワンダーウーマンの『Follow Me!』じゃないですけど、『(私に)ついてきて!』みたいな勇ましさと、まっすぐでピュアな気持ちを持つ女の人に、すごく共感しちゃうんです。別のお仕事で吹き替え頂いた『ジャンヌ・ダルク』(99)も大好きで。昨年の『鷹の爪8 ~吉田くんの×(バッテン)ファイル~』(16)に出演した後、FROGMANさんに「すごくかっこよかったです。次回もぜひ!」とお声がけを頂いていたのですが、監督、私の事よくわかってくださってるなぁ(笑)」

劇中、総統からは「化粧や髪型が古ぼったい」、吉田くんからは「おかーさーん!」と抱きつかれたり、クールでカッコいいのに、どこか昭和チックなワンダーウーマンを好演しているが、松本自身が面白いと思ったシーンは?

ワンダーウーマンをはじめDCスーパーヒーローズの作画は、アニメスタジオ・GONZOが担当
  • ワンダーウーマンをはじめDCスーパーヒーローズの作画は、アニメスタジオ・GONZOが担当

「沢山あるんですが、その中でも(映画の残り予算を示す)バジェットゲージが下がった時、スポンサー企業の偉い方々が、『ドシャーン!』『バシャーン!』って声でSE(効果音)を担当されていたところ。独特の間みたいなものは表現しようと思って表現できるものではないし、“予算がない”ことを逆手にとって最高に面白かったです。あと、スーパーマンやワンダーウーマンがゆるキャラみたいな絵になっちゃって“ぴよよ~ん!ぴよよ~ん!”ってひょうきんに跳ねてたシーンも特に面白かったです」

型破りなスタイルは、アニメ界へのメッセージ!?

アフレコ後も「もっと演じたい気分でした」という松本。「鷹の爪」出演は2回目だが、(監督・脚本・声の出演の)FROGMANとは以前にも共演し、その時か作品の世界観のハマったという。

「『金夜、安部礼司〜平均的サラリーマンの異常な日常〜』(15)というショート・アニメで2人芝居させて頂いて、OLとか外国人妻とか、チャラ男な社員とか何役もの演じ分けが楽しかったんです。全話合わせて15分ほどの作品(YouTube配信中)なので、ぜひ見てもらいたいです。本当に楽しくお仕事させて頂いて、“出会うべくして出会った”気がします」

そう熱く語る松本にとって、「鷹の爪」は“大人のギャグセンス”がとてもしっくり来るのだとか。

【写真を見る】凛々しいワンダーウーマンが、今どきメイクになると…!?
  • 【写真を見る】凛々しいワンダーウーマンが、今どきメイクになると…!?

「“やり過ぎじゃない?”“ちょっと抑え目に”とか縛りが多い世の中で、『鷹の爪』はお客さんが“楽しければいいじゃない!”みたいなノリで突き進んじゃう。そういうセンスが好き(笑)。例えば舞台の公演中に“これ面白い!”って演出がアドリブから生まれること、ありますよね。そういう時、私も“やったもん勝ち”みたい気持ちになるんです。お客さんに喜んでもらえたら説得力も生まれるし、スベったら土下座ですけど、『鷹の爪』は、そういう部分で腹をくくっていてカッコいい。私自身、FROGMANさんのセンスが近いんですよね(笑)」

だからこそ、今作のようなノリは「どんどんやってほしいし、やりたい!」ともいう。

「“枠に囚われない”“どこまでもやる!”って型破りなスタイルに、今後のアニメ業界へのメッセージ性も感じます。『鷹の爪』には、これからもガンガン挑戦し続けてほしいし、私も少しでもお力添えしたいです。こういう、どこまでもフリーダムな世界観が大好きですから、突き詰めてほしいです」

flashアニメという独独の雰囲気に、いまだ「鷹の爪」の世界観にとっつけていない人も多いかもしれない。でもそれは“もったいないこと”で、むしろ“現代人に元気を与える”作品だとも考えている。

flash版ワンダーウーマンは凛々しさと、どこか母性を感じさせる雰囲気!?
  • flash版ワンダーウーマンは凛々しさと、どこか母性を感じさせる雰囲気!?

「老若男女さまざまな方々、自分も含めて日常に縛られたり、いろんなことがあるなかで生きてるんですけど、この映画を見ると“自由でいいんだな”“その日を楽しく生きればいいんだ”という気分になれるんじゃないかな?何かに迷ったり、一歩を踏み出せずにいる人の励ましになる映画だと思います」【取材・文/トライワークス】

『金夜、安部礼司~平均的サラリーマンの異常な日常~』
(YouTube視聴可)
http://www.abekin.com/

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