大泉洋、『探偵はBARにいる3』“パンツ一丁”拷問シーンの舞台裏を激白

『探偵はBARにいる3』の大泉洋にインタビュー
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大泉洋演じる探偵が4年ぶりにスクリーンに帰ってきた。ヒロインに北川景子を迎え、『疾風ロンド』(16)の吉田照幸監督が新風を吹き込んだ『探偵はBARにいる3』(12月1日公開)は、安定したハードボイルド感を見せつつ、言い知れぬ切なさが残る1作となった。「頑張って生きているけどなにか上手くいかない。そういう大人の切なさがこのシリーズには必要な気がします」と大泉は言う。

原作は東直己の小説「ススキノ探偵」シリーズで、札幌の歓楽街ススキノを拠点に活動する探偵(大泉洋)とその助手(松田龍平)の活躍を描く。本作では、探偵が風俗店のオーナーを名乗る岬マリ(北川景子)に関わったことで、事件に巻き込まれていく。

探偵の心を惑わせる魅惑的なヒロイン・マリ。「突然、誰かにはがいじめにされ、振り向くとマリが待っていて『遊ぼうよ』と言われるんですが、そこは相当クラクラきました」とニンマリ笑顔を浮かべる大泉。映画については「試写で観た女性の方々が共感してくれた」とほっとしたそうだ。「中でもお母さん世代の方々がすごくほめてくたんです。本当にやって良かったなと思いました」。

4年ぶりに探偵を演じた大泉は「4年前と同じトレーニングをしたら、いきなり肩が痛くなり、身体の老いは感じました」と苦笑する。

本作のキャンペーン中に、本シリーズを観直す機会があったそうだ。「なんとなく観たら、やっぱり1は若かったですね。観始めたら面白くて、一気に2まで観ちゃって夜更かししちゃいました(笑)。3は、1から6年、2からは4年の歳月が流れていますからね。ただ、自分で何かを変えたつもりはないです」。

探偵が壮絶な拷問に遭うのはシリーズのお約束だが、今回は雪空の下、パンツ一丁で寒風にさらされるという過酷なシーンにトライした。

「ああいうのをやっちゃうと、バラエティ番組でのちょっとした罰ゲームに対してリアクションが取れなくなるんです(苦笑)。探偵の拷問シーンに比べれば屁でもないので。バラエティで『小樽の冬の海にパンツ一丁で船に縛られて沖に出てください』と言われたら『そんなのできるか!』と断りますよ。でも、役者は何の文句も言わずにやるんです。そこに至るまでの過程を誰かが撮ってくれるわけでもないですし」。

大泉は『探偵はBARにいる』の1と2を監督した橋本一監督よりも、吉田監督の方が「よりタチが悪いんです(笑)」と恨み節を口にしつつ、なんとも嬉しそうだ。

「吉田さんは、決して自分から『こうしてほしい』と言わないので、結果的に僕が『やります』と言う羽目になる。最初に僕が『服を着て拉致されたのなら、コートを着ているんじゃない?』と聞いたら、吉田さんが『いや、ガウンだけの方が面白いと思うんですよ』とすごく控えめに言うんです。そこで、ああ、面白いからかと納得する。それで僕が『身ぐるみ剥がされた後なら、ガウンもいらないんじゃない? 仕方ないからパンツ一丁でやります』とつい言ってしまって(笑)。そこで撮影に戻っていく吉田さんの後ろ姿はどこか満足気で“シメシメ感”がありました」。

『探偵』シリーズでは、毎回パンツ一丁になる感じのシーンがあるという大泉。「スタイリストさんが、必ずいくつかパンツをもってきてくれるので、たいてい好きなパンツを選べるんです。だから、毎回過酷なシーンを撮ってから『お疲れ様でした』とパンツをもらって帰るイメージです(笑)。それらのパンツを履くと気合が入りますね」。

パート1から6年の歳月が流れているが、大泉に10年後の展望についても聞いてみた。「僕は将来についてなかなか考えられない人ですが、なんとか役者がやれていればいいなあとは思っています。もちろん、タレントとしてバラエティもやり続けたいです。やっぱり仕事が一番の趣味だから、仕事ではあるけど、これをしていないとつまらないんです。ただ、自分がやりたいからと言って、10年後もやれるという仕事ではないですからね。

でも『探偵』はずっと続けていきたいですね。リリー・フランキーさんが今回の映画を観て『すごい安定感。間違いなく48作できる』と言ってくれました(笑)48作目は起きる事件も穏やかなものでしょうねー(笑)」。

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