食べすぎると毒になる!? おいしくて栄養価も高いけど“要注意”な食べ物

おいしくて栄養満点なぎんなんも食べ過ぎはダメ
  • おいしくて栄養満点なぎんなんも食べ過ぎはダメ

ふだんよく食べている食材の中には、意外な危険が潜んでいることをご存知でしょうか? 秋から冬にかけてよく食卓に登る「ぎんなん」は、食べすぎると中毒症状を引き起こし、過去に死亡例もあるため、日本中毒情報センターでも、その症状や適切な処置について情報を発信しています。

昔から「年齢の数以上食べてはいけない」と言われるぎんなんは、食べすぎるとビタミンB6欠乏症を引き起こします。脳が興奮状態になり、けいれんが起こったり、鼻血が出たりするといった症状が出ます。安全な摂取量の目安は1日10個程度、子どもならその半分とのことなので、食べ過ぎには十分に注意したいところです。

 

こんな食べ物も? 意外な食品のリスク

食べ過ぎると毒になりかねない食品は、ぎんなんだけではありません。

煮物に使われることも多い「乾燥ひじき」には、高濃度のヒ素である「無機ヒ素」が含まれており、そのうち約50%~66%が水で戻した時に溶け出すこともわかっています。大量に摂取し過ぎると、腹痛や下痢、嘔吐などの中毒症状が、少量でも神経障害や皮膚障害が出ると言われています。

とはいえ、通常の摂取量では「健康に悪影響が生じたことを明確に示すデータは現在のところない」と、農水省のサイトに明記されています。同サイトでは、ひじきの無機ヒ素を大きく減らせる「水戻し」「ゆで戻し」「ゆでこぼし」を推奨していますので、ひじきの摂取量を減らすのではなく、正しい調理法で毒を取り除くようにしましょう。ちなみに、水戻しで約5割、ゆで戻しで約8割、ゆでこぼしで約9割の無機ヒ素を減らせるそうです。

【写真】乾燥ひじきは正しい調理法で毒を取り除きましょう
  • 【写真】乾燥ひじきは正しい調理法で毒を取り除きましょう

コーヒーや紅茶などの飲み物に含まれるカフェインも、多量摂取で中毒症状を起こすことが知られています。カフェイン含有量が多いエナジードリンクの飲み過ぎで、中毒死した例もあるほどです。幼児や乳児はとくに中毒を起こしやすいため、なるべく避けるようにした方がいいですね。

 

正しい知識を身に着けて危険を回避

果物も、多くの人がよく口にする食品です。しかし、これも食べ過ぎると、果物に含まれる果糖の過剰摂取になります。生活習慣病だけでなく、胃腸への負担がかかって、免疫力の低下を招く恐れも…。また、バナナやドライフルーツは酸性食品なので、歯のエナメル質を溶かして虫歯になりやすい状態を作ってしまいます。適量なら問題ありませんので、バランスよく食べるようにしてください。

その他にも、朝食として人気のグラノーラは、効率の良い栄養摂取が期待できる一方、鉄分と葉酸を摂り過ぎる懸念もあります。鉄分の過剰摂取は臓器にダメージを与え、葉酸の過剰摂取は食欲不振や不眠症などを引き起こすと言われているので、注意が必要です。

おいしいものをたくさん食べたい気持ちはわかりますが、摂取量や調理法によっては、思わぬ健康被害を起こしかねません。また、研究が進むことで、身近な食品に新たなリスクが見つかることもあります。自分の身を守るためにも、食べ物についての正しい最新情報を仕入れておきましょう。

栄養満点で人気のグラノーラも、食べすぎるとかえって健康を損ないかねません
  • 栄養満点で人気のグラノーラも、食べすぎるとかえって健康を損ないかねません

キーワード

[PR] おすすめ情報