共感?現実逃避?動員ランキングに見る、いま一番、観客が“観たい映画”とは

列島には強い寒気が居座る一方で、春の花粉も飛び始めた週末2月17・18日。難を逃れてか、快適な劇場へ足を運ぶ人も多かったようだ。

『ラ・ラ・ランド』現象再び?ミュージカルが首位

映画動員ランキングは、土日2日間で動員26万8000人、興収3億9100万円をあげ『グレイテスト・ショーマン』が初登場1位に。16日の公開から3日間で、2018年のNo.1のオープニングとなる動員35万5000人、興収5億800万円を記録する大ヒットスタートとなった。『レ・ミゼラブル』(12)でも美声を披露したヒュー・ジャックマンのほか、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン、ゼンデイヤら実力派が集結。すでに全米では、1974年以降公開のミュージカル作品で第4位となる1億5400万ドルの興行収入を記録している。

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本作のテーマやメッセージが詰め込まれた主題歌「This Is Me」を歌うのは、本場ブロードウェイで活躍する女優キアラ・セトル。彼女の圧巻の歌声は、大学生からシニア世代、さらにカップルや親子連れまで幅広い層の観客の心を動かした。『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞を受賞した音楽チームが手掛けたこの楽曲は、第75回ゴールデングローブ賞で最優秀主題歌賞を受賞。3月4日(現地時間)に発表される第90回アカデミー賞の行方にも注目が集まる。

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【写真を見る】綾瀬はるか&坂口健太郎のせつない恋に号泣する人が続出!?(『今夜、ロマンス劇場で』)
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先週1位でスタートを切った『今夜、ロマンス劇場で』は、土日2日間で動員8万1000人、興収1億700万円をあげ2位に留まった。公開2週目で累計動員38万2000人、興収は4憶8900万円を突破。綾瀬はるかは“映画の中のプリンセス”に扮し、坂口健太郎は映画監督を目指す青年役という設定だけあって、スクリーン映えする鮮やかな衣装の数々と、王道のロマンティックなストーリーが支持され、依然高い評価を受けている。

その他の作品では、3位の『祈りの幕が下りる時』は、先週の2位から1つ順位を落としたものの、土日2日間で動員5万2000人、興収7000万円をあげ、累計動員100万人、興収は12億5000万円を突破。『羊の木』は5位、『嘘を愛する女』は10位をそれぞれキープした。『パディントン2』は8位と、公開5週目にして順位を1つ上げている。

演技派たちによる熱い人間ドラマは共感者も多い(『祈りの幕が下りる時』)
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もふもふクマ、パディントンの囚人服姿もキュート!(『パディントン2』)
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上位の作品に共通するのは、“泣いた”“感動した”という観客の声。美しい映像、迫力の音楽、人間ドラマや、うっとりするような美男美女…。スクリーンで観るべき「映画らしい」とも言える作品が、現実に疲れた(!?)人々の心を捉えているようだ。

今週末は、日中共作の絢爛豪華な歴史ミステリー大作『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』や、「あの花」や「ここさけ」で知られる岡田麿里の初監督作となるファンタジーアニメ『さよならの朝に約束の花をかざろう』などが公開。どの作品が観客の心を掴むのか、楽しみにしたい。

以下は、1~10位までのランキング(2月17・18日)
1位 グレイテスト・ショーマン
2位 今夜、ロマンス劇場で
3位 祈りの幕が下りる時
4位 不能犯
5位 羊の木
6位 マンハント
7位 ジオストーム
8位 パディントン2
9位 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
10位 嘘を愛する女
※興行通信社調べ

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