旭山動物園・色・形・出し方などウンチを知れば動物が見えてくる!?

旭山動物園/ペンギンの散歩風景
  • 旭山動物園/ペンギンの散歩風景

日本最北の動物園・旭山動物園。冬になると、もちろん園内には雪が降り積もります。雪道に慣れていない方にはちょっと歩きづらいかも知れませんが、「ペンギンの散歩」など雪があるからこそ出来るガイドや展示もいろいろ。そして、実はこんなものも「雪があるからこそ」分かりやすかったりします。

旭山動物園/キングペンギンのウンチ
  • 旭山動物園/キングペンギンのウンチ

それは「ウンチ」です。たとえば、キングペンギンのウンチ。散歩中にも歩きながらしています。

というのも鳥類、特に飛ぶ鳥は敵からすぐに逃げられるよう、常に食べて体力をつけつつも、しょっちゅうウンチをして体重を軽くしているのだとか。鳥のウンチは、白い部分が尿酸(人間でいうと尿)で、黒や茶色い部分がウンチです。

旭山動物園/シロフクロウのペレット
  • 旭山動物園/シロフクロウのペレット

猛禽類のウンチは体が大きい分ペンギンより立派なウンチが見られるそうですが、一見ウンチっぽいけどウンチじゃない、謎の物体が落ちていることも。それは「ペレット」というもので、消化できない小動物の毛や食べた鳥の羽が固形物として口から吐き出されたもの。もし放飼場でこれを指差し「ウンチだね」と話している人がいたら、「あれ、ペレットなんですよ」なんてささやくとツウ感が出ます。

旭山動物園/キリンがちょうどウンチをしているところ
  • 旭山動物園/キリンがちょうどウンチをしているところ

ちなみに、歩きながらウンチをする動物はほかにもいて、キリン、トナカイ、ヤギなどもそう。つまり草食動物というわけですが、立ち止まって踏ん張ってウンチをしているときに肉食獣に襲われたら大変なので、歩きながらウンチをしているのです。ただ、動物園では襲われる心配が無いので止まってすることが多いそう。また、草食動物のウンチはコロコロと丸く、とても背の高いキリンでもウンチのサイズはトナカイとあまり変わらず、直径1.5cmぐらい。

旭山動物園/トナカイのウンチ
  • 旭山動物園/トナカイのウンチ

さて、じゃあ肉食獣はどんな風にウンチをしているかというと、襲われる心配は少ないので、ゆっくり踏ん張って用を足しています。しっかり、どっしりとしたウンチが出てきます。

旭山動物園/アムールトラ(ザリア)が用を足しているところ
  • 旭山動物園/アムールトラ(ザリア)が用を足しているところ
旭山動物園/ホッキョクグマ(ピリカ)とウンチ
  • 旭山動物園/ホッキョクグマ(ピリカ)とウンチ
旭山動物園/ホッキョクグマ(ピリカ)のウンチ
  • 旭山動物園/ホッキョクグマ(ピリカ)のウンチ
旭山動物園/エゾタヌキのためフン場
  • 旭山動物園/エゾタヌキのためフン場
旭山動物園/エゾタヌキ
  • 旭山動物園/エゾタヌキ

そして、ウンチといえば忘れちゃならないのがエゾタヌキ! ウンチをするときには共同の「ためふん場」を利用し、新たにやってきた固体の情報や周りにある食べ物など、においを通して情報交換をしているそう。SNS的なウンチ。冬はウンチの上に雪が積もり、またその上にウンチがのっかってくるので、かなりうず高くなって見えます。

旭山動物園/カバのお尻
  • 旭山動物園/カバのお尻

もう一頭、ウンチといえばこの動物。カバ、ですね。カバのオスは、水中でも陸でも尻尾を振ってウンチを粉砕、撒き散らすことでにおいをつけ、縄張りを宣言しているんです。人がいようがいまいが関係なく「まきふん」は始まるので、オスの百吉がお尻を向けたらすぐに逃げましょう!

旭山動物園/カバの放飼場には多言語で書かれた注意看板も
  • 旭山動物園/カバの放飼場には多言語で書かれた注意看板も

ここまで、園内で見られるかもしれないウンチを並べてきましたが、バックヤードでしか見られないけど面白いウンチもあるので、ひとつご紹介。

旭山動物園/レッサーパンダのウンチ。手前左側がイモ、右側が笹、左奥がペレット(総合栄養食)、右奥がリンゴ
  • 旭山動物園/レッサーパンダのウンチ。手前左側がイモ、右側が笹、左奥がペレット(総合栄養食)、右奥がリンゴ
旭山動物園/レッサーパンダのチャーミン
  • 旭山動物園/レッサーパンダのチャーミン

それは、レッサーパンダのウンチ。レッサーパンダは葉っぱや果物といったものを食べますが、もともと肉食に適した消化器をしているため、効率よく消化・吸収できないのです。そのため、量をたくさんとることで栄養を補い、消化できなかったものはそのままウンチになって出てくるそう。なぜか、リンゴだけ食べたあと、今度はサツマイモだけを食べて……ということを繰り返すため、ウンチも順番どおり出てきます。色とりどりのウンチが出てくるんですね! また、レッサーパンダは体重約6kgのオスで1日約2kgのエサを食べるそうですが、その約3/4がウンチになって出てくることもあるのだとか。

旭山動物園/トイレのドアに貼られた「フンフンパネル」
  • 旭山動物園/トイレのドアに貼られた「フンフンパネル」

意外と深い、ウンチの世界! 旭山動物園のトイレ(洋式個室)の扉には動物のウンチについて紹介する「フンフンパネル」も貼られているので、用を足しながら読んでみてくださいね。

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:冬期開園11月11日(土)~2018年4月8日(日)※12月30日(土)~2018年1月1日(祝)は休園 ■時間:冬期開園10:30~15:30※入園は~15:00 ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料

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