ハリウッドの重鎮がついに反撃「仕事のための性交渉は犯罪ではない」

騒動以前は“オスカーの顔役”とまで言われたハーヴェイ
  • 騒動以前は“オスカーの顔役”とまで言われたハーヴェイ

第90回アカデミー賞授賞式の前日、昨年10月から次々とハリウッド女優からセクシャルハラスメントを告発され、すべてを失ったかに思われていたハリウッドの重鎮ハーヴェイ・ワインスタインの弁護士が、ついに反撃に出た。

ハーヴェイは、アシュレイ・ジャッドやローズ・マッゴーワンなどからセクハラ被害を訴えられたのをきっかけに、過去40年にわたって100人以上の女性たちから、性的暴行、レイプ、セクハラなどの被害を受けたとして訴えられている。

それについて、アメリカでもトップクラスの敏腕刑事事件弁護士として知られるベン・ブラフマンは「ハーヴェイが悪いのではなく、これがハリウッドの伝統的な“枕営業”だ。女性が不快かつ不当なことだとわかっていても、自身のキャリア向上の(役をもらう)ためにハリウッドのプロデューサーと性的関係を持つ必要があると判断してそれを行った場合は、レイプとは言わない。私が生まれる前からこの業界に続いてきた悪しき慣習だ」と英タイムズ紙のインタビューで語り、犯罪性を否定している。

この告発をきっかけに妻と離婚、ワインスタイン・カンパニー(以下TWC)からも解雇されたハーヴェイは、自らの悪しき態度については謝罪したものの、犯罪性はについては否定しており、それを後押しする主張となったわけだが、これについてネットユーザーたちからは「どの世界にもセクハラなどはあっていいことではない」という意見も多い。

一方で「この業界の枕営業は皆が知っていること。それが嫌なら女優になるべきではないと思う」「女優になりたくて、有名になりたくて寝たなら、自分の意志というのは一理ある」「女優やモデルの中にも、有名になるために脱ぐことをいとわない女性たちもたくさんいる」「嫌だと言って無理やり押し倒されたらレイプだけど、そうじゃないのであれば弁護士の主張は正しい」といった意見も多数寄せられている。

ハーヴェイの一件で複数の訴訟案件を抱える同社は、先月25日に破産申請手続きを進めることを発表したが、1日は投資家グループがTWCの資産を取得する協議が合意に至ったため破産は逃れた。

映画界に訪れた激動の中で、長きにわたって続いてきた業界の悪しき習慣にどのような変化が起こるのか、注目されている。

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