【テレビの開拓者たち / 浜崎綾】賛否両論が巻き起こるくらい、見た人の価値観を揺さぶるものを作りたい(1/4)

2004年にフジテレビに入社後、1年目にして「新堂本兄弟」(2004~2014年)のライブパートの演出を担当。以降も、「FNS歌謡祭」(1996年~)をはじめ、数々の音楽番組を手掛けてきた浜崎綾氏。2008年から携わっている「MUSIC FAIR」(1964年~)は放送2700回を迎え、記念コンサートの模様が4週連続で放送されている。また音楽番組以外にも「KinKi Kidsのブンブブーン」(2014年~)などバラエティー番組も手掛ける浜崎氏に、それぞれの番組作りの面白さや、番組ごとの演出法の違いなどについて聞いた。

小学校から帰ると、いつもユーミンのライブビデオが流れてるような家だったんです

はまさき・あや=1981年11月4日生まれ、北海道出身
  • はまさき・あや=1981年11月4日生まれ、北海道出身

──学生時代にバンド活動をされていたそうですが、フジテレビに入社されたのも音楽番組を作りたいという動機から?

「そうですね。とにかく、“映像”で音楽に携わりたい、という思いが強かったんです。うちの母が松任谷由実さんの熱狂的なファンで、私が小学校から帰るといつもユーミンのライブビデオが流れてるような家だったんですけど、その映像が本当にかっこよくて。子供心に『こういうものを作りたい!』と思っていたんです。それと、母はよく家族旅行のときとかにホームビデオを撮っていて、自分で編集もして、BGMもつけていたんですね。全く普通の専業主婦なんですけど、今思い返しても、場面ごとの選曲なんかが絶妙で(笑)。それが私の中に無意識にすり込まれていたんでしょうね」

──念願叶って、2004年の入社1年目から「新堂本兄弟」のADになられたそうですね。

「当時、フジテレビの音楽番組を一手に手掛けていたプロデューサーのきくち(伸)さんが、『僕らの音楽』(2004~2014年)を立ち上げたばかりで、特に力を入れていた時期だったので、『きくちさん、今「僕らの音楽」で大変ですよね。「新堂本兄弟」の音楽コーナーの制作は私がやりましょうか?』って、さりげなくアピールしたんです(笑)。そしたら、『じゃあ、次の収録から吉田建さん(※堂本ブラザーズバンドのバンドマスター)と直接話して』と言われて、1週間後には建さんと電話でやりとりするようになって。建さんにはいろいろなことを教えていただきましたね。『Aメロから始めるとインパクトが弱いから、サビをアタマに持ってこよう』とか、要するに、生バンドによる音楽の作り方について、基礎から学ばせていただいたというか。収録は毎回3本撮りでしたから3曲分、1000本ノックを受け続けたようなもので(笑)、あの時期の経験は、間違いなく自分の礎になっています」

「FNS歌謡祭」で“円卓”が置かれている理由(2/4)
「MUSIC FAIR」
毎週土曜夜6:00‐6:30 フジテレビ系
※放送2700回記念コンサート:3月10日、17日(土)、24日(土)、31日(土)に放送
出演:谷村新司、さだまさし、石川さゆり、德永英明、石丸幹二、ゆず、CHEMISTRY、コブクロ、森山直太朗、JUJU、新妻聖子、miwa、E-girls、Little Glee Monster
司会:仲間由紀恵、軽部真一アナウンサー
 
「KinKi Kidsのブンブブーン」
4月から毎週土曜朝11:21‐11:50 フジテレビ系
 
撮影=石塚雅人/取材・文=青木孝司
 
「ひょうきん族」「電波少年」など伝説の番組の“裏話”が満載!

キーワード

[PR] おすすめ情報