辛酸なめ子が知られざるスピリチュアルの世界を案内

辛酸なめ子(しんさん・なめこ)。漫画家、コラムニスト。エッセー「消費セラピー」(集英社文庫)など多数執筆
  • 辛酸なめ子(しんさん・なめこ)。漫画家、コラムニスト。エッセー「消費セラピー」(集英社文庫)など多数執筆

生きる力を向上させるという“パワースポット”巡りが人気を集める中、漫画家・エッセイストの辛酸なめ子が、自身のスピリチュアル道をつづった「霊道紀行」を刊行。本作には、ヒーリングセッションや守護霊鑑定の体験談、スピリチュアル現象が満載の日常を切り取った霊的日記などが収録されている。刊行に当たり、著者インタビューを行った。

――スピリチュアル道は、辛酸さんのライフワークでもあるそうですが、いつごろから興味を持ったんですか?

小さいころは、たまに金縛りに遭ったり、夜寝ていた時に目を開けたら人魂が見えたりしましたけど、それは残像で金縛りも疲れているだけかなと思って怖い方には結び付けなかったんです。でも、住んでいた家の近くに自殺があった木があり、変な音が聞こえる怪現象があったり、父も怖い話が好きで、そういった本を読ませてもらったりしているうちに、だんだん興味が芽生えてきました。最近はブームもあって、スピリチュアルな話題が一般的に話せるし、スピマ(スピリチュアルマーケット)や癒やしフェスタなどのイベントも増え、お試し的にいろんなセッションを受けて、そういった体験も増えてきました。

――パワースポット巡りが話題ですが、本作には「東京おしゃれ霊スポット」が登場しますね。

表参道は戦争の時に遺体が積み重なっていたとか、六本木も霊が出没するトンネルがあったり、渋谷も土地が低いのでいろいろなものの吹きだまりになっているとか…あんまり油断して歩けない感じです。

――逆に、辛酸さんが感じる浄化スポットは?

自然が多い所は良い感じがします。(東京の)代々木公園や有栖川公園、明治神宮も自然がいっぱいあっていいですね。この前、取材でフランス大使館に行ったら、見渡すかぎり森のような広大な庭園があって、こんなに良い場所をフランスに取られていたんだって思いました(笑)。

――お薦め浄化アイテムはありますか?

塩は結構みんなに薦めています。お風呂に入れるといいですよ。パワーストーンや水晶もいいですね。黒い水晶は浄化の力が強いと言われています。(黒水晶のブレスレットをバッグから取り出し)これは少し前に買ったんです。マッサージを受けるのが好きなんですけど、マッサージ師さんの波動が低いとその方についていた霊がこちらに来てしまうという話を聞いたので、ちょっと元気がない感じのマッサージ師さんの時は、これを身に着けて防いでいます。相手の邪気とかも付いて来てしまうので。

――本作での守護霊さまのエピソードはほのぼの系ですね。

友人についていた守護霊が、電車の乗り換えについて、「大江戸線で行った方がいいよ」と教えてくれたりしていたんですが、いろいろと調べたら、その霊は守護霊ではなく俗世に近い不浄仏霊だったんです。確かに守護霊さまはそんな細かいアドバイスはしないですよね(笑)。別の友人は、とりついた霊と笑いのセンスが合って、一緒にテレビを見て笑ったりして楽しんでいたみたいです。(その霊が)いなくなった時はやっぱり寂しかったと言ってましたね。

――怖い思いばかりするわけではなく癒やされる場合もあるんですね。

あまり怖がるとやっぱり怖い霊が来てしまうと思うので、少し楽しむくらいの方がとりつかれなくていいのではと思います。

――本作でもいろいろな方と会われていますが、今後が気になる人物はいますか?

以前テレビ番組で何度かお会いしたことがある、手相芸人の島田秀平さんが、最近すごいブレークしてパワーアップしているので、彼の今後の野望を聞いてみたいですね。霊視的な話もされていますし。

――経験してみたいことは何ですか?

海外のパワースポットには行ったことがないので、時間ができたら行ってみたいです。セドナに行きたかったんですけど、(ロンドンブーツ1号2号の田村)淳さんと安室(奈美恵)さんが行かれた後だから、今行くとミーハーな感じがして…。

――本作の続編の連載が始まるんですよね。仮タイトルは、「霊道紀行2〜2012年アセンションへの旅〜」ということですが、抱負はいかがですか。

取材も始まっているんですが、またいろいろな体験ができればと思います。そして、2012年に向けて霊格を上げようと思っています。

――最後にメッセージをお願いします。

スピリチュアルの世界は、はまり過ぎるとお金を使い過ぎたり、周りの友だちも去って行ったりするかもしれないんですが、何となく適度な距離を保つ内容になっていると思うので、参考にしていただければと思います。

「霊道紀行」
発売中 1260円(税込)角川書店

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