今東京は空前のパンブーム。その一翼を担っているのが“パン飲み”で、自家製パンをつまみにお酒が楽しめるベーカリー直営のレストランも増えている。その中から今訪れるべき注目の2店をチェック!
系列ベーカリーのパンとお値打ちワインが自慢の“パンビストロ”
2017年10月20日に東京・六本木にオープンした「パンとワイン 麻布FLAT」。その名のとおり、パンとワインに特化した“パンビストロ”だ。パンは系列のベーカリー「馬場FLAT」(東京・高田馬場)製で、北海道産小麦100%にこだわっている。お通しがわりの「自家製手づくりパン」はおかわり自由。毎日3~4種ほどが用意されている。
一番人気は「なかよしパン」。ほんのりと甘いミルクパンで、表情豊かな顔が描かれていて、食べるのが惜しくなるほどの可愛さだ。
ワインはアメリカやフランスを中心に常時60種以上で、日本ワインも多彩に取りそろえる。値段もリーズナブルで、ボトルワインは原価+¥1,000の良心価格で提供。店内の一角にボトルが陳列されていて、実際に手に取って選べるのもうれしい。
店内で焼くパンとクラフトビールの“マリアージュ”を堪能
女性を中心に高い支持を集めているのが、東京・中目黒にある「Meat & Bakery TAVERN」。パンと肉料理が評判の店で、さらに2017年7月から日仏の名店で腕を磨いた戸田一平氏がシェフに就任。シェフが得意とする、旬の食材を生かしたビストロ料理にも力を入れている。
パンは店内の工房で焼き上げる自家製。レストランで出されるのはカンパーニュとバタールで、そのシンプルな味わいが料理を引き立てる。
お酒も豊富にそろうが、パンと一緒に味わってほしいのがクラフトビール。ニューヨークの「ブルックリンラガー」など5種から選べ、その一部は随時入れ替わっていくので、訪れるたびにいろいろな銘柄に出合える。「パンとビールは合うの?」と思う人もいるかもしれないが、共に同じ麦が原料。合わないわけがない。
住所:港区六本木3-17-2 MF六本木2F
電話:03-6441-0861
営業時間:12:00~15:00(LO)、18:00~23:30、土曜17:00~23:00(LOフード各60分前、ドリンク各30分前)
休み:日曜・祝日、第2月曜
座席:40席 禁煙
交通:東京メトロ南北線六本木一丁目駅より徒歩5分、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅から徒歩6分
【Meat & Bakery TAVERN(ミートアンドベーカリー タバーン)】
住所:目黒区上目黒1-5-7 代官山関ビル1F
電話:03-6412-7644
営業時間:11:00~15:00(LO14:30)、18:00~23:00(LO22:00)、土・日曜・祝日11:00~23:00(LO22:00、15:00~18:00はカフェタイム)
休み:不定
交通:東京メトロ日比谷線・東急東横線中目黒駅より徒歩3分
「東京パンBEST GUIDE」発売中!
- 「パンとワイン 麻布FLAT」の「自家製手づくりパン」¥540(おかわり自由)。グラスワイン¥540~。奥は「八ヶ岳直送!! 有機野菜盛りサラダ」¥885
- 【写真を見る】手前左は「丸鶏のオーブン焼き・一羽」¥2,678。赤ワインはカリフォルニアの「シルクウッド キャブ シラー レッド デュエット」ボトル¥3,672
- モチモチの自家製食パンで作る「フレンチトースト」¥842。締めのデザートとして女性に人気
- 飯倉片町交差点そばの路地裏にある隠れ家的な店。入口では約30種のパンも販売している(平日12:00~23:30)
- 「秋田産桃豚のグリルステーキ」¥3,024と「パン盛り合わせ」¥540。ビールは「ブルックリンラガー」¥734(レギュラー)