『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』で哀川翔が経験したギネスものの放置プレイとは?

『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(公開中)でタイトルロールを演じた哀川翔
  • 『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(公開中)でタイトルロールを演じた哀川翔

「白黒つけるぜ!」の決めゼリフとともに、6年ぶりに帰ってきたヒーロー、ゼブラーマン。三池崇史監督、宮藤官九郎(脚本)と再びタッグを組み、デビュー25周年を『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(公開中)で飾った哀川翔にギネスものの撮影秘話を語ってもらった。

今回の舞台は、前作(2010年)から15年経ち“ゼブラシティ”と改名された東京。近未来が舞台となり、設定も映像もスケールアップした本作だが、三池監督の演出はそれ以上だったそう。「三池監督の演出はいつも『スゴイ!』の連続。いきなり『ハイ注射打って! アタマにサクッと!』って言ったり、ゼリー状のものにまみれたりね(笑)」なんてサラリと話す哀川の表情は楽しげだが、内容は結構ハード。

彼演じる市川新市が遠心分離機にかけられるシーンの撮影は6時間に及んだという。「分離器のセットに入ってミノムシみたいな格好をさせられて『うわあああああ〜』って頭を(小刻みに)振り続けていますから、監督から何を言われているのかも分からないまま『ハイ!右!次!左!』って。あれは長かった。劇中では15年間遠心分離機にかけられていますから、市川新市の身体はボロボロだったと思いますね」。

極めつけは、ギネスにも申請されたというワイヤーに吊られること200時間。「新市がひとっ飛びするシーンは、11時に撮影を開始して、20回飛び終わって気付けば朝の4時30分。飛んだ後、しばらくは地上に降りられないし、やっと降りても次の撮影があるからワイヤーは外せない。途中で『忘れられてるんじゃないかな?』『忘れてるよね絶対!』と思うぐらい吊られっぱなしだった時は、孤独な気持ちでしたね」。そう振り返る哀川だが、同時に乗り越えた手ごたえも感じているようだ。

ゼブラシティに君臨し、ゼブラーマンの前に立ちはだかる邪悪なヒロイン、ゼブラクイーンに扮するのは仲里依紗。エロかっこいい衣装で、白ゼブラになった新市を痛めつける。彼女については「いいよね!」と絶賛。実は、気に入っているシーンもゼブラクイーンを口説くシーンなんだとか。「あそこは深いんだよねえ。悪の象徴とされているゼブラクイーンに正義の隙間がスッと見える瞬間。そこにものすごく愛らしさを感じる。必見ですね!」

深いと言えば“白黒つける!”という言葉。決着をつけるつもりで臨んだ哀川も「『白黒つけることって本当に大切なことなのか?』って疑問符がついて、そもそも白と黒を別々にして正義だ悪だなんて言ってる次元じゃないよね。『人ってそんなに簡単なもんじゃないよ』というのが今回最大のメッセージだから」と熱く語る『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』。哀川アニキの熱いスピリットをぜひ映画館で受け取ってほしい!【Movie Walker/大西愛】

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