ギネスホルダー“燃費男”の究極のエコドライブ法とは?

“燃費男”宮野滋さん(左)。写真は6回目となるギネスにチャレンジした際のものだ
  • “燃費男”宮野滋さん(左)。写真は6回目となるギネスにチャレンジした際のものだ

気持ちのいい季節になり、ドライブする機会が増えてくると気になるのがやっぱりガソリン代。となると、知っておきたいのは効果的な“エコドライブ法”だ。そこで、20年も前から“自動車の低燃費挑戦活動”を続け、“低燃費関連”で、なんと6枚のギネス記録認定証を手に入れた“燃費男”宮野滋さんを直撃。究極の“エコドライブ法”を聞いてみた。

■その1 急発進・急ブレーキをかけない

静止状態からの発進は速やかに、交通の流れに乗って巡航速度に到達して、それをキープすることで燃費を上げられる。周囲の流れに遅れることがないように、ある程度はしっかりアクセルを踏み込むことが必要。一般的にはエンジンを2000回転/分程度まですばやく上げれば十分だ。交通の流れを邪魔しては“エゴ”ドライブと非難されてしまうので気をつけよう。ちなみに“燃費男”は基本50〜60km/hで運転し、発進して5〜10秒かけて流れに乗る! とのこと。

■その2 公道は55〜60km/hキープ! 常に一定経済速度と十分な車間距離を保つべし

速度を一定に保つとエンジンが最小限の力で動いているので、燃費効率が上がる。そのためには車間距離が重要だ。車間距離が短いと前車がブレーキを踏めば、自分もブレーキを踏んで車速を殺してしまうからだ。減速を最小にとどめ、次の加速をゆっくりすれば、事故が15%減る、というデータが保険会社の統計で出ている。ちなみに“燃費男”は、公道での速度はキッチリ60km/hで一定に。

■その3 ムダなアイドリングはNG!

1日10分のアイドリングをやめると、NレンジでエアコンOFFにした状態で年間55リットル、DレンジでエアコンONにした状態で95リットルおトク。断続渋滞にハマった場合には、流れに遅れない程度にゆっくり加速すること。2〜3台前の車の動きを見てアクセルを離し、できるだけ惰性で走る区間を作るのがコツだ。必要ならアイドリングを停止する。ちなみに、信号で5秒以上止まるならエンジンを切るべし。もちろん坂道や渋滞のノロノロ運転中はエンジンを切らないように。

■その4 道が空いている時間をよく知るべし

基本的なことながら、時間帯を選べば渋滞もなく、高速道路の割引も利用できておトク。渋滞につかまれば、仮に速度が6km/hなら、30分で3kmしか走れない。これは80km/hで走ると、わずか2分15秒で走ってしまう距離。渋滞時はサービスエリアで30分休んでも非効率とはならないので、コーヒーブレイクするのもオススメだ。ちなみに“燃費男”は渋滞を避けるため、目的地が30kmほどでも朝6時に出発するという徹底ぶり!

■その5 カーナビを活用すべし

エコドライブは運転テクニックだけではない。最短距離を知ることも重要だ。むやみに走って道に迷うと、無駄な時間とガソリンを使ってしまう。例えば道に迷って30分ほど走ったとすると、リッターあたり10kmのクルマの場合(平均速度30km/h)、1.5リットルも無駄にしてしまう。ちなみに“燃費男”もカーナビを利用してからの燃費のよさを実感しているという。

■その6  燃費記録を毎日付けるべし

燃費記録を毎日必ず付けてクルマの金銭管理を心掛けること。給油の度に給油量と走行距離と燃費を記入すれば、どれだけコストがかかるのか数字で知ることができ、知れば知るほどガソリンを大切にしようと痛感するはず。専用WEBサイトで簡単に実用燃費を算出することも可能だ。ちなみに“燃費男”は実に15年間も記録を付けているという。

この“燃費男”宮野さんは、医師をしながら、“低燃費関連”で6枚のギネス記録認定証を保持するスゴイ人。1992年には、シビックETiで27.93km/リットルというガソリンエンジン自動車のギネス記録をたたき出している。2001年にはディーゼルエンジン自動車のVWルポ3LTDI(日本未発売)で42.29km/Lまで記録を伸ばした。宮野さんは、「何かやるなら世界一になりたいと思っていましたが、自分はレース向きじゃないので、頭を使ってチームワークで戦う“燃費”の世界なら、ギネスに挑戦できるんじゃないかと思ったんです」と、“燃費男”になった経緯を話してくれた。

ちなみに、昨年624人のドライバーに実施したアンケート「クルマとエコの意識調査」(マツダ調べ)では、「クルマに乗る時“エコ”を意識することが重要」と答えた人が94%もいた一方、今年、実際に「運転中の渋滞時に何らかの燃費対策をしている」と答えた人はわずか24%という結果だった。宮野さんは、「アイドリングストップを積極的に実行すると、年間約5000km走る人で、77リットルがおトクになるんですよ」と、“まず出来る対策”として、アイドリングストップを強く勧めている。そして、「客待ちをしているタクシーが、全車アイドリングをしながらエアコンを付けっぱなしにしているのを見ると不思議。客が乗ってからスイッチを入れて、冷暖が効いてくるまでは、冷たいおしぼりや温かい毛布を貸し出せば良いと思うんですが」と、非効率的なタクシー業界の現況に苦言を呈していた。最近では、マツダの「i-stop」搭載車など自動でアイドリングストップできる車も販売されているのでオススメだ。

みなさんも、これからのお出掛けに、“燃費男”宮野さんの“エコドライブ法”を実践して、“お得なお出掛け”をしてみては?【東京ウォーカー】

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