クールビズで身につけるアイテムのポイントとは

ファッションブロガーのMBと申します。2014・2015・2016年度の部門大賞/総合大賞を受賞したメルマガ「最も早くオシャレになる方法」などを中心に、誰でもわかる「おしゃれの教科書」的な情報を発信しています。

今回はクールビズに向けたアイテム指南をお届けします。

クールビズのポイント、それは「礼」

会社から「クールビズ」と言われて、ただジャケットを脱げば良いのか、どんなシャツを選べば良いのか迷っている人は多いと思います。

クールビズの心得として一番重要なのは「崩しすぎないこと」です。ビジネススーツは礼服から派生したもの。礼服には「礼」という言葉が入っていますが、「礼」とは型を重んじるものです。冠婚葬祭などでもいちいち手順やルールがありますよね? 「礼」には定型があり、それに従うのが常識です。

MB流クールビズの一例
  • MB流クールビズの一例

そして、礼服であるスーツも同じで、着こなしには実はきちんとルールがあります。上下同じ色のジャケットとスラックスであること、シャツにネクタイを締めること、革靴やネクタイやバッグなどの小物はツヤのあるものを選ぶこと、ジャケットの袖先は親指から9cmの位置で合わせること…など、細かくは枚挙に暇がありません。

なお「クールビズ」で、残念ながら日本人のスーツの着こなしは10年退行してしまいました。それは、完成型があるスーツというジャンルを「あえて崩してしまう」のがクールビズだったからです。そして、だからこそ「クールビズ」を格好良く着こなすコツは、なるべく完成型であるスーツから外れないことが重要です。

例えば「ジャケット無しでネクタイ無しってことはカジュアルにするということだから、色や柄を使えば良いのだろう」とチェックシャツだったり、カラフルな小物などを使う新卒社員などを見かけますが、スーツの文脈から考えるとアレは大きな間違い。スーツと同様になるべく色や柄を抑えてスリムシルエットでまとめることが、クールビズを格好良く見せる何よりの方法なのです。

例えば夏のクールビズに使うポロシャツも同じです。ユニクロで展開されるポロシャツは、実は「襟が寝ている通常のポロシャツ」と「シャツと同様に襟に高さがあるシャツカラーポロシャツ」との2種類があるのです。

「台襟」があるとポロシャツでもシャツのように襟が立つのでクールビズにもってこい
  • 「台襟」があるとポロシャツでもシャツのように襟が立つのでクールビズにもってこい

ポロシャツはシャツの簡易版であり襟に高さがなく、Tシャツのごとく襟が寝てしまいます。本来のスーツの文脈では襟に高さのあるシャツが正しいわけですから、クールビズで選ぶべきポロシャツは「シャツカラー」となるのです。

「ポロシャツならなんでもいいだろう」と思って買うのは実は間違い。こうして「正解から離れないように」「スーツを崩さないように」と考えると、クールビズの着こなしは洗練されてくるはず。是非覚えておいてください。

色味を抑えて、ちゃんとアイテムを選ぶことが肝心
  • 色味を抑えて、ちゃんとアイテムを選ぶことが肝心
■MB(ファッションバイヤー,ファッションブロガー)
年間数十のブランドの展示会に足を運び、買いつけを行うメンズファッションのバイヤー。「Knower Mag 現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」を運営するブロガーとしての顔も持つ。論理性と合理性に満ちた「感覚的ではない」ファッションHOW TOは大反響を得ており、「日刊SPA!」など多くの媒体で執筆活動を行っている。また、メルマガ「最も早くオシャレになる方法」では、“安くてオシャレになるアイテム”を紹介し、即完が続出。まぐまぐ大賞2014年では有料部門ライフ部門賞、2015年では総合大賞2位を獲得。ニコニコ動画ではブロマガと生放送「MBチャンネル」も好評配信中。そして、2015年9月に発売した初の著書「最速でおしゃれに見せる方法」は、発売日前に重版が決定し、Amazonではベストセラー入りするなど、大好評を博している。4月には最新書籍「幸服論――人生は服で簡単に変えられる」を上梓。
また、コミックNewtypeで連載している漫画「トラとハチドリ」では、自身のアパレルスタッフの知見を活かして監修を務める。

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