「エナジードリンク」に頼らず集中力を取り戻す3つの方法/小山龍介

安易にエナジードリンクに頼らない方法とは?
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仕事の効率をあげるには、自分の集中状態を意識的に変えていく、モードを変化させていくことが必要です。

眠い頭をシャキッと起こすには、香りが効果的です。柑橘系の香りをかぐと目が覚めますし、ちょっと疲れたときにはラベンダーなどリラックス効果のある香りをかいで、頭を休ませるのもいいでしょう。木の香りは、清涼な空間を作り出して、気持ちも引き締まります。

ニールズヤードレメディーズのアロマパルスシリーズは、持ち運びしやすい小さな形状で、しかも目的に合わせてさまざまな香りが用意されていておすすめです。ローラータイプなので手を汚すことなく手首に塗ったり、コリのひどい首筋に塗ることができます。

場面場面にあわせてさらに多様な香りを楽しむのなら、ソニーのパーソナルアロマディフューザー「AROMASTIC」も便利です。くるくるとカートリッジを回すだけで香りが変化し、シチュエーションに合わせた香りが楽しめます。アロマパルスもそうですが、香りは強すぎないので、周りを気にすることなく個人で楽しむことができます。

こうして、自分の集中状態を意識的に変えていく、モードを変化させていくことができるのです。

呼吸で集中力を回復する

深呼吸もまた、集中力回復に効きます。鼻から深く息を吸って、数秒間呼吸を止めたあとに、またゆっくり空気を吐き出す。肺の中にある空気全部を外に出し切ってしまうようにするのがよいそうです。そうしてふぅ~と深呼吸を繰り返すと気持ちも落ち着いてきて、頭もスッキリします。

最近では、マインドフルネスが注目されています。自分が今感じていることや自分の身体の状態を把握することで、ストレスを軽減したり集中力を高めたりする方法です。このマインドフルネスの中心にあるのが呼吸法で、単に深呼吸するだけでなく、呼吸によって空気がどのように入ってきて、どのように出ていくのかまで注意深く観察していくようにします。

そうして自分のことを観察していく中で、雑念があることに気づいたら、「ああ、雑念があるなあ」と自己認識する。雑念を追いやろうとするのではなく、ただ認めることによって、雑念にとらわれないようにするわけです。

仕事をしているとついつい呼吸が浅くなっていきます。ときにはこのように深い呼吸によって自分を取り戻してみるといいでしょう。

能の姿勢と集中力とは関連している

2013年から能を習い始めたのですが、そこで気づいたのが、能の姿勢と集中力とは関連しているということ。カマエという姿勢では重心を低くし、若干前かがみになりながら胸を張ります。お尻を若干突き出すような感じになるのですが、この姿勢で能舞台にたったとき、自分の中でスイッチが入って〈いま、ここ〉に集中できます。

前かがみになることによって目の前にいる観客や奉納する先の神様への敬意を表し、一方で胸を張って背骨をすっと伸ばすことで自分のなかの確固たる軸を意識します。結果、どっしりと地面に足をつけている安定感と、同時に天井から紐で引っ張られて即座に動ける躍動感が得られます。

この感覚が得られただけでも、能をやっていてよかったと思うほどです。椅子に座っている状態であれば、上半身だけでもこの姿勢にすることによって、とたんに気持ちに緊張感が生まれます。

仕事だけでなく、人前でプレゼンをするときにもこの姿勢を意識しています。傲慢にならず、しかししっかりとしたぶれない軸を持って話をすることができるのです。

脳の疲れを回復するブレインフード

仕事をし続けていると、疲れてきます。デスクワークであれば体を動かしていないわけですし、これは体力的にというよりも、脳が疲れているのだと考えられます。

この原因のひとつは、脳が糖を消費することによる低血糖が考えられます。その場合、甘いものを食べたり飲んだりすると、疲れが癒やされます。かつては、ブドウ糖を取ることで、その疲れを取るようにしていました。

しかしブドウ糖による思考活性化には、デメリットもあります。血糖値が急激にあがってしまうことによる、いわゆる血糖値スパイクが起こりかねないのです。血糖値スパイクとは、急に上がった血糖値を下げようと膵臓が大量にインスリンを分泌する現象。せっかく血糖値を上げても長続きせず、しかもその調整のために内蔵に負担をかけてしまうのです。

またエナジードリンクを飲み続けることも、脳の疲労には逆効果。一時的な興奮状態を引き起こすことには効果があるのですが、疲労が回復しているわけではない。疲労を隠すマスキング作用によって、あたかも疲れが吹き飛んだように感じているだけなのです。

『すべての疲労は脳が原因』(梶本 修身 (著))という本では、イミダペプチドという抗酸化作用のある栄養素が脳の疲労回復に効果があるそうです。実験によって証明されており、これはかなり信頼ができそうです。ただ、普段の食事からはなかなかとれないので、サプリからということになります。

また、イミダペプチドほどではないものの、クエン酸も疲労に効くそうです。イミダペプチドが抗酸化作用によって疲れを取るのに対して、クエン酸はエネルギー工場であるミトコンドリアの働きを活性化することによって元気がでるのだそう。クエン酸はすっぱいので、それだけでも目が冷めます。僕はクエン酸パウダーをカバンの中に持ち歩いて、疲れたときに飲むようにしています。

【著者紹介】小山龍介(こやま・りゅうすけ)
株式会社ブルームコンセプト代表取締役。名古屋商科大学ビジネススクール 准教授。一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会 代表理事。

■最新刊『仕事のスピードを上げながら質を高める 最強のライフハック100』(小山龍介・著、今夏発売予定)

【参考商品】
ニールズヤード レメディーズ アロマパルス スタディ(ロールオンフレグランス) 9ml
[ソニー] パーソナルアロマディフューザー AROMASTIC 本体 ブラック OE-AS01(B)
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