映画ライターたちが証言する『ガルパン』を“映画好きこそ”観るべき理由!

女子高生と戦車という異色の組み合わせで注目を浴びたTVアニメ『ガールズ&パンツァー』。放送以来、劇場版の公開や舞台となった茨城県大洗町の人々も巻き込むなど一大ムーブメントとなったが、そこにはアニメファンだけでなく映画ファンからの支持もあったからこそ。9月29日(土)から、テレビシリーズとOVAを120分に再編集した『ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編』が公開となるが、なぜ“ガルパン”が支持されているのか、普段、あまりアニメ作品を観ないという映画ライターたちに、彼らをも魅了したその理由について語ってもらった。

美少女アニメと侮ることなかれ、実写のアクション作品以上の緊迫感で描かれる迫力の戦車バトルにノックアウト必至!
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実写映画ではほぼ実現不可能な状況設定で展開する攻防に興奮!

「初めてガルパンの凄さにド肝を抜かれたのは、第4話で描かれる聖グロリアーナ女学院との練習試合における大洗町での市街戦。実写のアクション映画ではほぼ実現不可能な状況設定のもとで繰り広げられる、白熱の攻防に興奮また興奮でした」と語るのは、毎日新聞での執筆や、映画パンフレットへの寄稿などで知られ、アクション映画好きを自称する映画ライターの高橋諭治氏。

「戦車道全国高校生大会のトーナメントでも、丘陵地帯や大雪原、市街地などのロケーション=空間的なバリエーションの創造に作り手の並々ならぬこだわりを感じました。大洗女子学園チームが、ここぞという場面でひねり出す“こそこそ作戦”や“ところてん作戦”といったユルいネーミングの戦術も素晴らしい。ガルパンの戦車バトル描写には、アクション映画における知恵、工夫、聡明さが満ちあふれていますね」とハリウッド映画をも凌駕する魅力が満載だと大絶賛する。

【写真を見る】みほたちが操縦するのは第二次大戦時までに活躍した実在の戦車たち
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きわめて日本的な美意識に貫かれたすがすがしさが眩しい

「“これは戦争じゃない。道を外れたら戦車が泣く”。対戦相手が口にする言葉が本質を突いている」と劇中に登場する架空の武道“戦車道”に注目するのは、ライターでありノベライザー、長年SMAPの公式取材を務めたことでも知られる相田冬二氏。

「道をはずれないこと。ひたすらそこを目指している。だから潔い。だからみずみずしい。たしなみと形容してもいい。闘いと表現してもいい。青春とつぶやいてもいい。ここに映し出されているものすべては“道をはずれない”奥ゆかしい品性できらめいている。きわめて日本的な美意識に貫かれたすがすがしさが眩しい」と、劇中のセリフひとつひとつも聞き逃さないでほしいと言う。

西住みほが大洗女子学園に転校してきたことから物語が始まる
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“熱風”の効果が加わった砲弾の爆発の臨場感は凄まじい!

『ガールズ&パンツァー』と言えば、立川シネマシティなどでの爆音上映や、4DX上映など、映画館の大スクリーンでこそ見るべき作品として、そこでしか味わえない感動を求めて何度も劇場に足を運ぶ人が絶えなかった。「『ガルパン』と4DX上映の神がかった相性の良さは『劇場版』が証明してくれていた」と語るのは、ライムスター宇多丸がパーソナリティを務めるTBSラジオの番組「アフター6ジャンクション」にも出演した映画ライターの村山章氏。

「戦車アクションの表現において『ガルパン』は世界トップクラスだと思うが、4DX効果によってほぼ完璧な“体感アトラクション”となりました。そして今回の『総集編』の4DX上映には改めて驚かされた。これまでになかった新効果“熱風”が加わり、砲弾の爆発の臨場感は凄まじいのひと言に尽きる。『総集編』は『最終章』第2話までの中継ぎではない。映画体験のさらなる“進化”だ!」と、一足早く試写会で観た村山氏は興奮さめやらぬという具合に感想を述べる。

みほたちあんこうチームの奮闘に注目!
  • みほたちあんこうチームの奮闘に注目!

シリーズ未見の人にも、“ガルパン”の世界観を知るのに最適な作品となっている『ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編』。2019年6月公開予定の最新作『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』に向けての予習としてもチェックしておきたい作品だ。興味を持った人は、ぜひ劇場に足を運んでこの興奮を“体感”してみてほしい。

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