習慣化のコツは「小さなゴール」をつくること/あきらめず「やりぬく人」になる方法

まずは小さなゴールを目指す

まず、タイプ【A】「何らかの目的を達成するために継続するもの」からです。

たとえば、「マイホームの頭金をためる」という目標を立てたとします。この場合、漠然と「お金をためる」というだけでは、いつまでもたまりません。まずは、頭金として「いくらためたい」のか、「いつまでにためたいのか」というゴール設定が必要になります。仮に、「5年間で500万円ためる」というゴールを設定したとすると、1ヶ月にいくらずつ貯金をすればよいのかがハッキリしますから、アクションも起こしやすくなります。

ペースの乱れを防ぐために途中のゴールを決める

このタイプは、ゴールがハッキリしているため、継続も簡単そうに思えますが、実は落とし穴があるのです。

それは、「今月はボーナスが入ったから、多めに貯金しよう」とか、「今月はピンチだから、少なくてもいいだろう」というように、自分の勝手な都合で予定を変更してリズムが狂いがちになる、という点です。

人は、リズムが狂ってしまうと習慣化が困難になってきます。ただでさえ不安定なモチベーションがさらに不安定になり、いつしか、「給料も上がらないから、貯金はもうやめようか……」なんてことになりかねません。

こうした事態に陥らないためには、「到達可能な小さなゴールを決めておく」必要があります。たとえば、500万円に到達するまでの一里塚として、「まずは10万円」という小さなゴールを設定するわけです。10万円なら、がんばれば数ヶ月で達成できそうですから、モチベーションも維持しやすくなります。

ダイエットもこれと同じです。いきなり「10キロやせる」という大きな目標を立てるのではなく、「まずは3キロ」といった小さな目標を立てることで継続しやすくなるのです。

【著者紹介】佐々木 正悟(ささき・しょうご)
心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。1973年、北海道旭川市生まれ。1997年、獨協大学を卒業後、ドコモサービスで働く。2001年、アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後の2004年、ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年、帰国。帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行っている。

【著書紹介】イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法
物事を「すぐやる人」「やりぬく人」に変わるための100の方法・決定版! 物事を「すぐやる人」、そして「やりぬく人」に変わるための方法を誰にでもわかりやすく解説する一冊。仕事、勉強、スポーツ、ダイエット、片付け……これらは、いざ「やろう!」「続けよう!」と思っても、ついつい先送りしてしまったり、途中であきらめてしまったりすることも少なくありません。しかしこれらはみな、心理学的な分析に基づいて実践してみれば、「自分は意思が弱いから…」と思いがちな人でも、驚くほどスムーズに最初の一歩を踏み出すことができます。本書は「すぐやる人」、そして「やりぬく人」に変わるための方法を合わせて100テーマ取り上げ、イラスト図解を使いながら展開します。

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