何をして、何をしないか。選択と決断が未来をつくる/バンタン・石川広己会長コラム【後編】(1/2)

卒業生には、営業職からデザイナーへ、公務員からカフェオーナーへ、と異業種へのキャリアチェンジを成功させている方も多いそう。

代表取締役会長の石川広己さんにお話を伺うコラムの後編は、「何を学ぶべきか」「どうやって時間を捻出するか」がテーマ。StudyWalker世代が押さえておくべき学びのコツってなんですか?(取材・執筆:浦上藍子)

「好き」を学びの出発点に

これからを生き抜くために、何か新しい武器を身につけたい。でも、さて一体何を勉強するべきか、と迷ってしまう人もいるかもしれません。

私がおすすめしたいのは、好きなもの、興味がある分野をとっかかりにすること。好きなことは、人から強要されなくてもやり続けることができる。主体的に取り組むからこそ、いろいろな気づきがある。“好き”こそ大きな能力、強みだと思います。

本学にも、企業で5年、10年と経験を積んだのちに、まったく違う分野の学びにチャレンジする方がたくさんいらっしゃいます。「ずっとヘアメイクアーティストに憧れていた」「本当はファッションデザイナーになりたかった」。もう一度、好きなことを思いっきり学んでみようという意欲をもって入学され、30代、40代で夢だった職業へとキャリアチェンジを成功させた卒業生も大勢います。

折に触れて思い出す夢、挑戦したかったこと、社会人になっても趣味として続けていること。そうした興味、関心があるものがあれば、ぜひそこを入り口にしてみましょう。

学び始める時点では、それがすぐに転職につながる、スキルアップにつながるとは思えないかもしれません。しかし、学ぶことによって確実に視点は変わってくるものです。新しい視点に立つことができときに、「さあ、これをどう使っていこうか」と考えるのでもいい、と思うのです。

まずは、仕事と家の往復から抜け出すことです。始めなければ何も変わりません。仕事以外の時間のなかで、いかに自分を変化させていくか。その時間を意識して作ることが、非常に重要です。

“リズム”をつけると時間の使い方がうまくなる

働きながら学んでいくには、時間の使い方に意識を向けることも大切です。ポイントは、優先順位を決めること。やるべきこと、やらなければならないことのすべてを同じ比重でこなしていこうと思うと、1日24時間では足りなくなってしまいます。

私は、活気を持って生活するためのベースは、リズムではないかと考えています。時間をうまく使うコツも、優先順位を決め、リズムを作ること。仕事、家族、学びにかける時間を配分してみましょう。リズムが出来上がると、自然と1日の満足度は上がっていくはずです。心地いいリズムは、人によって違います。リズムを見つけるまでは、トライ&エラー。時間の使い方を振り返り、検証しながら、しっくりくるパターンを見つけていきましょう。

同時に、「しないこと」を決めるのも重要です。これは、仕事においても同様。自分ひとりの力ですべての業務をやりきろうとすれば、毎日残業続きでヘトヘトになってしまうことでしょう。優先順位を決めると同時に、やらないことも決める。このふたつを意識するだけで、時間の使い方は飛躍的にうまくなります。

未来は○○で変えられる(2/2)
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【プロフィール】石川広己(いしかわ・ひろみ)
株式会社バンタン代表取締役会長。1986年、外資系コンピューター会社、ベンチャー系ソフトハウスを経て、バンタンデザイン研究所に入所。プロの人材育成を目的とした教育事業に携わり、92年に取締役に就任。時代を先取りした新事業開発に取り組む。2018年より現職。

株式会社バンタン
1965 年の創立以来、クリエイティブ分野に特化して人材の育成を行っている専門スクール。現役のプロクリエイターを講師に迎え、ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、フォト、ゲーム、アニメ、マンガ、パティシエ、カフェ、フードコーディネーターなどの分野において、業界と連携した「実践教育」で即戦力となる人材を育成する教育事業を東京・大阪で展開、これまでに 19 万人以上の卒業生を輩出している。

■株式会社バンタン
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