ウサギが自分のウンチを食べる合理的な理由 眠れないほど面白い地球の雑学(55)【連載】

 地球の雑学 その55
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地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第55回目をお送りします。

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ウサギが自分のウンチを 食べる合理的な理由

ウサギのウンチというと、多くの人はコロコロとした丸い状態のものを思い浮かべるだろう。これは「硬糞」と呼ばれている。

しかし、ほとんど人目につくことはないが、ウサギは軟らかなクリーム状の「軟糞」をするときがある。主に深夜から早朝にかけての時間帯に排出しているが、なぜその痕跡を目にすることがないのかというと、ウサギはこれを肛門から直接食べてしまうからだ。

こうした行動は「食糞行動」と呼ばれ、さまざまな動物に見られる行動だが、ウサギが食糞を行なうことには合理的な理由が存在する。

草食動物であるウサギの主食は草である。しかし草は消化が難しく、栄養価も決して高くはない。そこでウサギは、自分の力で消化・吸収できなかった草を、自分の盲腸へと送り込む。

人の盲腸は痕跡程度の大きさしかなく、現在では消化機能が失われているのに対し、ウサギの盲腸の容量は胃よりも大きい。さらに、腸内細菌による巨大な発酵タンクとして機能していることから、植物繊維を分解するために大いに活躍してくれるのだ。

ところが、盲腸でつくられた栄養は、吸収前にほとんどが便として排出されてしまう。つまりこれが「軟糞」で、アミノ酸、ビタミンB群、ビタミンKなどの栄養素をたっぷり含んだこのウンチを食べることで、ウサギはよりスムーズに栄養分を吸収しているのだ。

ちなみに、ウサギは硬糞を食べる場合もあるそうだ。その理由はよくわかっていないが、一説によると、自分の痕跡を消すために食べてしまうとのだと考えられている。

著=雑学総研

人類なら知っておきたい 地球の雑学


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著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。

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