なぜ、英語学習において「自習こそ最強」なのか? 株式会社GRIT岡田祥吾社長に聞く【前編】

いやいや、待てよ……。毎日勉強すれば、そりゃ上達するかもしれないけど、まずそんな時間ないし。そもそも仕事で疲れて帰ってきてからの自習なんて、ハードル高すぎる!

もっと画期的でミラクルなメソッドがほしいんですけど! 岡田さん、ほかにいい方法、ないんですか?(取材・文:浦上藍子)

他力本願では英語はうまくならない

知識も経験も、問題を解決する力もある。でも、グローバルな場に出ると、まったく発言ができない。英語力が足りないために、悔しい思いをしているビジネスパーソンは少なくないと思います。

僕自身も、英語力に大きな課題を感じて試行錯誤してきた1人です。英会話スクールに通ったり、英語が得意な先輩におすすめの教材や勉強法を聞いたりと、さまざまなノウハウを試してきました。ただ、ネイティブの先生と会話をしても、海外ドラマをたくさん見ても、なかなか英語力は上がらない。

考えてみたら当たり前のことですが、ひと口に英語力といっても、課題は十人十色。先輩にハマった教材が、僕にハマるとは限りません。また、どんなにすばらしい先生に出会っても。授業を受けるだけの受け身の姿勢では、英語力の向上は望めないでしょう。週に1回の草野球では、野球がうまくならないのと同じです。

「誰か英語力を授けてください」という他人任せの態度では、本当に使える英語は身につきません。かといって、「寝る間も惜しんで英語漬けの生活を送る!」といった根性論は苦しいし、そもそもムダが多い。

ビジネスパーソンに必要とされているのは、英語学習を科学的、論理的に最適化すること。そして最短距離で、本当に使える英語力を培うこと。それをとことん突き詰めて確立したのが、「自習こそ最強」という結論です。

 
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英語力を科学的、論理的に分析!

自分自身が英語習得に苦労した経験から、合理的、論理的な学習法を求めて、言語学の研究にとりかかりました。そこで気づいたのは、「こんなにもいい言語学習の方法があるのに、一般的にはほとんど活用されていない」ということ。

「英語が聞き取れないから、リスニングをたくさんしよう」

「喋れないから、会話のレッスンをしよう」

多くの人が英語の苦手を克服しようとするとき、こんなふうに考えます。けれど、これで英語を習得するのは不可能に近いと思います。

リスニングが苦手、といっても、そこにはさまざまな段階があります。単語力が不足しているのか。単語の知識はあるけれど、話者のスピードに追いつけないために聞きもらしてしまうのか。あるいは、単語はすべて聞き取れているけれども、それを文章として理解することができないのか。

それぞれの段階に合わせて、学習するべきメニューは当然異なります。

言語学にはすでに確立された理論があります。脳が言葉を覚えていくプロセスの研究も進んでいます。言語習得の理論と照らし合わせながら、自分自身の課題を洗い出すこと。そこさえクリアになれば、あとは課題にあったプログラムを実践していくのみ! 自習で英語力が上達する、と断言できる所以です。

幸い、世の中には、すばらしい教材が山ほどあります。適切なトレーニングを続ければ、必ず英語のパフォーマンスは上がります。

自習に必要なのは、根性じゃなくて伴走者

僕自身も、週1の英会話スクールから自主学習に切り替えて、英語力が上がった、という経験を持っています。ただ、課題の分析が十分でなかったこともあり、上達のスピードは遅かった。本当ならば2〜3カ月で到達できたであろう英語力を得るのに、1年ぐらいかかりました。効率が悪かったんですね。それに、1人で自習を進めるのは、正直きつい。どうしても自分に甘えたくなるときがでてきます。

自習を継続するためには、3つの条件があります。ひとつ目は目的がはっきりしていること。なんのために英語力を上げたいのか、そこをクリアにする必要があります。ふたつ目は、トレーニング方法に納得がしていること。本当にこの方法で喋れるようになるのだろうか、と考え始めると、もう自習がつらくなります。3つ目は成長実感があること。上達していると感じられないと、モチベーションを維持することは難しいものです。

この3つをすべてイエスの状態に保つのが、「プログリット」の根幹です。「プログリット」のコンサルタントは、英語が堪能なだけでなく、全員が英語習得に関する言語学の論理に精通しています。だからこそ、一人一人に合わせた最適な学習プログラムができるわけです。コンサルタントが科学と論理に基づいて課題を解決できるメニューを立てるからこそ、短期間での英語習得が可能になります。また目標達成にむけてのスケジュールを組み立て、毎週面談を行って進捗を確認。成長を客観的に評価します。

コンサルタントの役割は、教師ではなく、伴走者です。よき伴走者がいれば、知らないうちに迷い道に入り込んでしまうことも、ゴールが見えずに途方に暮れてしまうこともない。

英語学習に不可欠な自習を、正しい方法で継続する。そのためには、よき伴走者たるコンサルタントとタッグを組むことが何よりの近道です。なぜなら、正しく自習ができさえすれば、確実に英語力が上がることは間違いないからです。

◇ ◇ ◇

自習時間は、目標と期限にあわせて異なりますが、目安は1日3時間。インパクトのある数字にギョッとした人も多いかもしれません。ところが、プログリットを利用する方の多くが、1日3時間×3カ月をクリアしている、というのです。後編では、自習を継続し、英語をモノにするための時間術や、英語コンプレックスを克服するために大切なマインドセットについてお話しを伺います。

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【プロフィール】岡田 祥吾(おかだ・しょうご)
株式会社GRIT代表取締役社長。大阪大学工学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに新卒入社。日本企業の海外進出、海外企業の日本市場戦略立案等、数々のプロジェクトに従事。同社を退社後、2016年に株式会社GRITを創業。短期間で英語力を上げる、英語コーチングサービス「PROGRIT」を提供する。

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