手術着が白から青緑に変わった納得の事情 眠れないほど面白い地球の雑学(87)【連載】

地球の雑学 その87
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地球はどうやって生まれたのか。気になりませんか? 人間の身体の知られざる秘密など、思わずだれかに話したくなる理系のウンチクで、あなたの雑談を‟スケールアップ"!

『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から、第87回目をお送りします。

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手術着が白から青緑に変わった納得の事情

手術するときの医師や看護師は、青緑色の手術着を着ている。診察するときは白衣だし、以前は手術のときも白い手術着を着ていたようだが、どうしてあの色に変わったのだろう。

これには、聞いて納得の理由がある。色の残像を軽減させるためなのだ。

ある色をずっと見ていると、その色が目に残り、視線をほかに移しても見えてしまうことがある。これが「色残像」である。手術中の医師や看護師は、血液や体内の臓器など赤い色を見続けている。しかも手術の部位は、すみずみまでよく見えるように強いライトで照らされているので、それが目に強く焼きつく。

だがそこで、ふと視線を上げた場所が白い色だと、赤の補色である青緑色の点やシミが視野に現れる。これは、長時間赤い色を見ていたため、赤に対する網膜の感度が低下し、その代わり補色にあたる青緑色に対する感度が高くなるからである。

補色とは、色相をスペクトルの順に丸く配列した色相環の中で向かい合う位置にある色で、いわば反対色である。

白である場所に、意味のない青緑色が現れてチラチラすると、精密な作業を要する手術にとってはマイナス要因となる。万が一、手元が狂ったり集中できなかったりしては大変なので、チラつきをなくすために白ではなく青緑色の手術着を着るようになったのである。

現在では、手術室の壁や床、ベッドカバーなどにも、青緑色を採用している病院が多いそうだ。

著=雑学総研

人類なら知っておきたい 地球の雑学


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著者:雑学総研
珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。

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