60カ国を周って世界のお母さんから習った料理【その1】 トルコの渦巻きパイ・アチマ

今回ご紹介するアチマはトルコのミートパイ
  • 今回ご紹介するアチマはトルコのミートパイ

世界60カ国を単身で旅行して、現地のお宅にホームステイ。その国のお母さんのレシピと知恵を学んできた料理研究家の荻野恭子さん。テレビでも話題の荻野さんに、日本で作れる世界のごちそうを教わりました。

今回ご紹介するアチマはトルコのミートパイで、「穴をあける」という意味だそう。通常のパイ作りだと、何度もパターを生地に練りこみ、生地が落ち着くまで寝かせる作業が必要ですが、穴をあけて具を巻き込み、さらにそれを渦巻き状にすることで、自然な層になります。ひき肉は羊肉ではなく牛肉やほかの肉に代えてOKとのこと。

「コツは、生地を練りすぎないこと。そして、巻き方です。巻き方がわかりにくいときは、手順の写真を参考にぜひチャレンジしてみてください」

特別な道具もいらず、身近な食材でパイが作れます
  • 特別な道具もいらず、身近な食材でパイが作れます

アチマ(Acma)

【材料】(作りやすい分量)

●生地

強力粉・薄力粉…各75g、水…50㎖、塩…小さじ1/4、ベーキングパウダー…小さじ1/4、プレーンヨーグルト…大さじ1、油…大さじ1

●具

じゃがいも…1個、玉ねぎのみじん切り…1/4個分、羊ひき肉(または牛ひき肉)…100g、唐辛子粉…小さじ1/4、塩…小さじ1/2、こしょう…少々、イタリアンパセリのみじん切り…大さじ3

油・ヨーグルト…各適量、白いりごま少々、打ち粉(強力粉)…適量

【作り方】

1 生地を作る。ボウルに粉、塩水、ヨーグルトとベーキングパウダー、油を順に入れ、練らないように手でぐるぐる混ぜ、ひとつにまとめてラップで包み、室温で30分ほど休ませる。

2 具を作る。じゃがいもはすりおろし、軽く汁を絞る。ボウルに具の材料をすべて入れ、よく混ぜる。

3 まな板に打ち粉をふり、1の生地をできるだけ大きく薄くのばし、油適量(分量外)を表面に塗る。生地の中央に十字の切り込みを入れる。

生地を伸ばして中央に切り込みを入れる
  • 生地を伸ばして中央に切り込みを入れる

4 生地の縁に沿って、2をのせる。

具を端にのせる
  • 具を端にのせる

外側から内側に巻いていき、

切り込みを開いて具を巻き込む
  • 切り込みを開いて具を巻き込む

リング状にする。1か所を切って棒状にする。

リング状になったら切って棒状にする
  • リング状になったら切って棒状にする

5 天板の上にオーブンシートを敷き、4を渦巻き状に成形する。

棒状になったものを渦巻き状に丸くまとめる
  • 棒状になったものを渦巻き状に丸くまとめる

油とヨーグルトを混ぜて表面に塗り、ごまをふる。

表面に油、ヨーグルト、ごまを塗って焼く
  • 表面に油、ヨーグルト、ごまを塗って焼く

6 オーブンを200℃に予熱し、35分ほど焼く。

特別な道具もいらず、身近な食材でパイが作れますので、ぜひ試してみて。

撮影/三木麻奈

単行本情報はこちら
『おいしい料理は、すべて旅から教わった』

価格:本体1,450円(税抜)
発行:株式会社KADOKAWA

著者:荻野恭子 東京・浅草生まれ。料理研究家。栄養士。父が飲食店を経営していたため、子どもの頃より食に興味を持つ。各種の料理学校で世界の料理を学ぶ。ロシアをはじめ、トルコ、中国、東南アジア、モロッコなど、これまでに訪ねた国は60カ国にもおよび、現地の主婦やレストランのシェフに料理を習い、食文化の研究を続けている。世界の料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰し、TVの料理番組や雑誌でも活躍中。料理学校の講師や講演なども手掛ける。

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