ハズせない! 社労士の命綱「労働安全衛生法」対策/LEC人気講師の社労士講座③

「労働安全衛生法」も最低限の対策を

社労士試験において、労働安全衛生法(安衛法)は労働基準法(労基法)とセットとなり、そのうち安衛法の配点は、選択式試験では5点中2点、択一式試験では10点中3点となっています。そのため、この科目で高得点を狙うことはできません。

では、手を抜いてもよいかといえば、そうともいえません。もし、セットである労基法の出来がいまひとつだった場合に、安衛法で1点でも取れていれば非常に安心できます。なぜなら、合格基準点割れの不安がなくなるからです。なので、最低限の試験対策は必要です。

では、最低限の対策とは、どのような対策なのでしょうか。

合格点は相対基準で決まる!

ここでしっかりインプットしておいてほしいのが、「社労士試験の合格点は相対的基準で決定する」ということです。

選択式試験で考えてみると、合格基準点として原則5点中3点を取ることが要求されます。ただし、3点以上の受験者割合が5割に満たない場合は、原則として2点に引き下げるという救済がかかります。

<厚生労働省:「社会保険労務士試験の合格基準の考え方について」>

各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。

ただし、次の場合は、試験の水準維持を考慮し、原則として引き下げを行わないこととする。

① 引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合

② 引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合

ということは、多くの受験生が得点できない問題を落としても致命傷とはならないが、多くの受験生が得点できる問題を落としてしまい、かつ合格基準点割れをした場合には、厳しい結果となる可能性が高い、ということです。

この点から安衛法の試験対策を考えるならば、「多くの受験生が得点できそうな問題を見逃してはいけない」となります。

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【著者紹介】澤井 清治(さわい・きよはる)
澤井国際事務所代表、一般社団法人人事総務スキルアップ検定協会代表理事。
平成12年社会保険労務士資格取得。LEC東京リーガルマインド専任講師。
講師歴16年。社会保険労務士資格合格コース、上級者コース、短期集中コース、通学・通信クラス収録担当。
企業の労務顧問、給与計算、評価者訓練、賃金制度の構築などを中心に社労士業務を展開。ブログ「SAWASENのブログクラス・社会保険労務士を目指すすべての人へ」は10年以上、社労士受験生を励まし続けている。

【書籍紹介】『ゼロからスタート! 澤井清治の社労士1冊目の教科書』(KADOKAWA)
毎年800肢の予想問題を直前期に提供するなど、抜群の指導実績を誇る澤井講師が、初学者に社労士合格への最短ルートを提示します。膨大な試験範囲から、徹底的な過去問分析により必須の基礎知識を1冊に凝縮。暗記を最小限に抑えるため、目的条文等を主要科目で比較しながら覚えていく「横断学習」やゴロ合わせのアプローチを採用しています。

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