ネビル・ロングボトム役 マシュー・ルイス インタビューPART1

ネビル役で大きく成長したというマシュー・ルイス
  • ネビル役で大きく成長したというマシュー・ルイス

――終わりの始まりですね

「そうだね、その通り。あと2作公開されたら、おしまいだ。もちろん、まだ色々とやることはあるけど、ほんと、終わりの始まりだね。今年の夏で11年経ったんだけど、それを考えると不思議な気分になるよ。でも将来を見つめて、何か他のことをやるよ。どうなるか楽しみだよ」

――10年以上を通して1つのシリーズに出るという体験はどうでしたか?

「確かに滅多にできる経験じゃないよね。10年前には、こうしてインタビューに応じている自分の姿なんて想像すらできなかった。あり得ないことだと思っていたよ。僕は、中学と高校時代の全てをこのシリーズと一緒に過ごしてきた。そして卒業後も。友達はもうすぐ大学を卒業するけど、僕はまだこのシリーズに関わっていて、今日もこうして仕事をしている。いまだに信じられないよ。不思議な気分。言葉じゃうまく説明できない。比較するものもないし。これまで『ハリー・ポッター』みたいなシリーズはなかったと思うし、今後もしばらくはないんじゃないかと思う。もちろん、そんな貴重な体験をすることができた自分は本当に恵まれていたと思うし、一連の作品に関わることができて光栄だったと思っている。原作の大ファンでもあるから、小説の世界を映画の中で再現する立場になれて嬉しかった。僕にとっての『ハリー・ポッター』シリーズは、限りなく非現実的な現実だよ。クールで、最高の経験をさせてもらった。逆に、このシリーズに関わっていなければ、自分の過去10年間がどんなものになっていたかは想像がつかないよ」

――今後のプランは?

「僕は5歳の頃から演技してきた。ずっと役者になりたいと思っていたんだ。それから16年が経ったわけだけど、できることなら、これからもずっと演技を続けていきたい。ミーティングをしたりオーディションを受けたりはしているよ。仕事がもらえるように祈りながらね(笑)。細かいことにこだわりはないんだ。舞台でも、テレビでも、映画でも、役者として仕事ができるのなら何でもやってみたい。すんなりと次の仕事が決まってくれると良いんだけどね」

――理想の役柄はありますか?

「何かなあ…。戦争映画には出てみたいな。一番好きな映画は『プライベート・ライアン』(98)なんだ。大作だけど、スピルバーグは本当に素晴らしい作品を撮ったと思う。戦争映画だけど、アクションに主眼が置かれているわけじゃない。もちろん戦闘シーンは作品の重要な要素になっているけど、登場人物やストーリーにもっと重点が置かれている。大好きな作品なんだ。生々しいけど、学校の教師や工場の職員みたいな普通の人々が第二次世界大戦に巻き込まれていくという切り口は最高だよ。あの作品に出てくるような登場人物を演じてみたいと思った。トム・ハンクスの演技は信じられないほど素晴らしかったよ」

――本シリーズではベテラン俳優たちから色々と学びましたか?

「もちろん。素晴らしい俳優たちと、こんなに長く一緒に仕事ができて本当にラッキーだったと思っている。英国俳優界の偉人たちが勢ぞろいしているようなものだったから。ものすごく貴重な経験をさせてもらったよ。それに人間的にもみんな素晴らしい人たちだった。特にこの2、3年、自分が20歳前後になってからは本当にためになった。撮影の合間には全員と話をして、仲良くなることができた。中でも、ジェイソン・アイザックス(ルシウス・マルフォイ役)は色々と力になってくれた。いつだって励ましの言葉をかけてくれたし、アドバイスもしてくれた。彼は経験豊富で、演劇学校に通ったこともある本物の役者だ。彼の言葉は一言も漏らさずに聞こうと思っていた。最後の2、3ヶ月間は、しょっちゅうジェイソンと話をして、役者としてのテクニックとかを教えてもらったよ。アラン・リックマン(セブルス・スネイプ役)も同じ。最終日の撮影後、彼に直接お礼を言いに行ったんだ。そうしたら、トレーラーに通してくれて、僕がこれからどうするつもりなのかを聞いて、こんなことをしてみたら良いとか、こういうことも考えてみたら良いだろうとか、アドバイスをくれてね。彼らのような立場の人々は、別に僕ら若手の相手をする必要なんて全くないんだ。彼らの仕事でも義務でもないからね。でも彼らは熱心に力を貸してくれる。そんな素敵な人たちなんだ。ベテランだからといって、とっつきにくいような部分もない。このシリーズのキャストは素晴らしい役者たちの集まりだった。そんな環境の中で仕事をしながら学ぶことができた自分は本当に幸せ者さ」

インタビューPART2に続く

キーワード

関連記事

[PR] おすすめ情報