映画

リドリー・スコット監督、『ロビン・フッド』について大いに語る インタビュー3

MovieWalker 2010年12月9日 10時28分 配信

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インタビュー2より続く

――『グラディエーター』と『ロビン・フッド』が比較されるのは気になりませんか?

「ならないね。2つは全く異なる物語だ。『グラディエーター』のローマ時代は、マルクス・アウレリウスがいた紀元175年だ。ラッセルが演じるロビンは1100年頃。だから800年後の話であり、時代は中世で、ボウマンのラッセルと彼の仲間を見守ることになる。リトル・ジョンは大きな機械を扱うエンジニアであり、破城槌の担当だ。ウィル・スカーレットとアラナデールはヨーマン(自作農)のボウマンで、同じようにホーリーランドから故国に向かう、弓の使い手が他にも何千人もいた。獅子心王リチャードは、の財布で破産した状態で戻るのがあまりにきまりが悪かったので帰国途中、その昔、多額な金を貸したことのある辺鄙な城を訪れて、そこのドアを叩き、『借金を返せ』と言った。王の後ろには何千人もの軍が控えているのだから、分別のあるフランス人ならばすぐに『金を出した方が良さそうだ、チャーリー』と言ったはずだ。ところが、パリのすぐ近くにあった城の1つは、彼と戦う決意をして3日間ほど包囲されることになった。ある朝、城の料理人が入り江でイギリス軍を押さえ込んでいるフランス軍のために胸壁へ食物を運んでいた。途中、装填された石弓が放置されているのが目に付いた。射手が粥を食べに席を外していたのだ。料理人は石弓を取り上げ、自分の真下に白い馬に乗った男がいることに気付いた。料理人は射手隊の脇にいたその男を狙って弓を引いた。その結果、獅子心王リチャードは死んだ。これは実際に起きた事件で、私はいつもそれが素晴らしい皮肉に満ちた真実だと思っていた。そこから全てが始まったのだよ」

――それは今回の映画に含まれていますか?

「ああ、もちろん。それと王の死は、給与が支払われていなかった改宗者の集まりだった王の軍がコントロールを失ったことを意味している。これは結構面白い話でね。全てが最初の12分間に入っている」

――今回のラッセルとの仕事はいかがでしたか? ちょっとした喧嘩もあったという話も聞きましたが、いつもそのような仕事の仕方をしているのですか?

「私はそう考えている。ラッセルが言っていたよ。『それが僕たちのやり方じゃないかい?』って。そこで私は『私もそう思うよ。でももっと気楽にやることもできる』と答えた。とは言え、緊張があるのが私たちのやり方でね。だからラッセルが相手の時には、ゆめゆめ準備を怠ってはならない。彼との最初の出会いは『グラディエーター』だった。目の前に腰をかけ、私の話を聞いてはいたが、私が言っていることを全て無視していると私は考えた。だが、実際は違った。彼は聞いていた。それもしっかりと目的意識を持って聞いていた。そこでそのお返しに、私も彼の話を聞く。ラッセルはとてつもなく知的で、自分が演じる役柄に関するどのような素材でも、極端なまでに深く読み込む。そして、きちんとした見解を持っている。だから、犯罪仕事のパートナーとしては厳しいよ。とは言いつつ、もう彼とは5回パートナーを組み、うまくやってきた」

――アクションシーンはどのようにアプローチしましたか? これまでと異なることを何か試みましたか?

「先回りをして、まず色々考えてみる。『さあて、まだこれまでやっていないことは何だろう?』と。そして1066年を再訪するのも悪くないと思いついた。その考えが刺激になった。調査中にフランス王フィリップの甥がプリマスを侵略しようとしたが、みんなが彼の尻を叩いて追い出し、彼がパリに舞い戻ったという史実を知った。そこで私は、そのエピソードを物語に取り入れ、このフランス人との戦いをロビンに指揮させることにした。それをペンブロークシャーで撮影したのだよ。たいした仕上がりになったと、是非言っておきたい」

――ロビンのキャラクターをどのように形作り、物語に組み込みましたか?

「ロビンは6歳から父親との暮らしを経験したことがない男だ。幼い頃のかすかな記憶はあるが、父親が自分を捨てたと思っていた。物語が進む中でロビンは、父親は石工で貴族ではなかった。しかし気高い自作農だった。そして父親が労働者階級の人たちを代表する優れたスポークスマンであり、社会として人々がどのように暮らすべきかと言う、興味深いアイデアの持ち主だったことを知る。彼は国民がどのように王を必要としているかだけではなく、王が国民に敬意を払うべきだと語った。それは、口にするには非常に危険なアイデアだった。特に貴族たちの前で口にすると、指を引き裂かれ、首を斬り落とされた。そして、ロビンの父親も似たような目にあった。彼は理にかなった理想主義の声を上げ、そのために死んでいった。ということでロビンは、自分がどのようにして生まれ、ルーツは何であり、どこからやってきたのかを探し求める男だった。ロビン・ロングストライドはそんな過程で、自暴自棄になるよりも、より直観的な行動を取った。自分のルーツを知りたいという好奇心にあふれていた。そして彼の旅は進化していった。新しい王・ジョンとの政治的な関わりを持つようになり、かなり悪名高い人物になっていったのだから」

ロビン・フッド

2010年12月10日(金) 公開

「グラディエーター」のリドリー・スコット監督とラッセル・クロウが再びタッグを組んだ歴史スペクタクル大作。今なお語り継がれる伝説の義賊、ロビン・フッドの...

  • リドリー監督いわく「緊張があるのが私とラッセルとのやり方」だそう
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